美味しいコーヒーの淹れ方4種解説とそのポイント・特徴まとめ!

ドリップコーヒー

コーヒーの淹れ方4種紹介

 

丁寧に淹れたコーヒーはとても味わい深いものです。でもコーヒーにも色々な種類や、淹れ方によって味わいが異なるのをご存じでしょうか?

 

コーヒーの淹れ方の方法を知ることで、自分好みのコーヒーを淹れることが可能になります。美味しいコーヒー飲むために様々な人気コーヒーショップも実践する淹れ方をご紹介致します。

 

 

ペーパードリップ

 

まずもっとも有名で手軽なのはペーパードリップ法

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文字通り、ペーパーを使ってコーヒーを淹れるやり方です。

 

ドリッパーという漏斗状の器具に引いたコーヒー豆を入れ、上からお湯を注いでいきます。

 

お湯の注ぎ方にも方法があり、十分に蒸らした後に一度にすべてのお湯を注ぐ一投式、三回に分けてお湯を注ぐ三投式の二種類があります。

 

一投式の場合は抽出時間が短いためすっきりとした味わいを楽しめ、三投式の場合はゆっくりと時間をかけてコーヒーが抽出されるので、コク深いまろやかな味わいになります。

 

ペーパードリップのメリットは何といっても手軽にコーヒーを淹れられること。

 

そして比較的短い時間でコーヒーの味が抽出され、紙によってアクなどが取り除かれるため、はっきりとしたコーヒーの味が楽しめることです。そのとき重要となるのが

 

1) 抽出時間
2) お湯の温度(目安として85℃~90℃位)
3) コーヒー粉と湯量の比率

 

コーヒー豆の産地による違いや、挽き方による違いを楽しむ場合には、ペーパードリップによる抽出がおすすめです。

 

反対にペーパードリップのデメリットはドリップの技術によって味が大きく変わってしまうことです。

 

高価なコーヒー豆を使っても、慣れない人が淹れるとコーヒーの風味が損なわれてしまいます。

 

またペーパードリップは紙を使用するため、紙のにおいがコーヒーについてしまうことがあります。

 

なので先にドリッパーにペーパーをセットした際、コーヒーの粉は入れずにお湯をそそぎペーパークリーニングとカップを温める作業を行うのもお勧めです。

 

反対にコーヒーのにおいと油は紙に吸い取られてしまうため、どうしてもコーヒー本来の複雑な風味は消えてしまいます。

 

 

詳しくはこちら→本当に美味しいコーヒーの淹れ方講座!プロ実践のハンドドリップ!

 

ネルドリップ

 

紙の代わりに布を使用するのがネルドリップ

本来はネルと呼ばれる羊毛の布を使用しますが、どうしても高価なため、綿の布が使用されることが一般的です。

 

布は紙のようなにおいがなく、またコーヒーオイルを吸い取ることもないため、本格的な味わいになります。

 

ペーパードリップと同じように手軽なのもメリットですが、やはりペーパードリップの場合と同じく、淹れる人の技術によって味わいには差が出てしまいます。

 

また布のフィルターを使う場合は手入れが欠かせません。最初は水で洗い、一度沸騰したお湯の中で付着しているほこりなどを洗い流す必要があります。

 

また使い終わったあとも手洗いで洗い、乾燥を防ぎながら冷蔵庫などで保存する必要があります。

 

また長い間使わなない場合はカビなどが発生することがありますので、定期的に手入れする必要があります。

 

これまではペーパーにしろネルにしろ、日本ではドリップ法が一般的でしたが、最近流行しているのがフレンチプレスコーヒーです。

 

次のページではフレンチプレスについて解説していきます。

フレンチプレス

 

フレンチプレスではプレス器という専用の器具を使い、コーヒーを抽出します。

お湯とコーヒーの粉を入れ、数分間そのままで抽出し、その後プレスしてコーヒーと粉を分離します。

 

紅茶を入れる器具を想像すると分かりやすいでしょう。

 

フレンチプレスはコーヒーの成分を逃がさずに抽出できるとされています。フレンチプレスのメリットは、ペーパーなどで吸い取られてしまうコーヒーオイルを味わえること。

 

そのため苦みやコクといったコーヒーの味わいがダイレクトに味わえます。どっしりとした味わいのコーヒーが好きなひとにはぴったりでしょう。

 

また、お湯を注ぐだけなので難しい技術が不要なことから、誰でも同じ味のコーヒーを淹れることができます。

 

また、冷めても酸味が出にくいというのも特徴です。

 

良質で高価なコーヒーを淹れる場合は、フレンチプレスは最適の方法です。

 

半面、コーヒー豆の個性が出やすいので、安い豆や管理の行き届いていない豆を使用した場合には、ただ単に苦いだけのコーヒーになってしまうこともあります。またアクや不純物などが出やすいため、粉っぽいと感じられることもあります。

最近は見かけることも少なくなりましたが、日本の喫茶店で一番メジャーな抽出方法はサイフォンを利用したものです。

 

サイフォン

サイフォンは専用のコーヒー 器具を使用します。

 

サイフォンの原理は特殊なもので、まず水を入れて加熱を行います。沸騰して水蒸気になった水は容器の中の圧力を高めます。

 

この圧力がお湯を上に押し上げ、そこでコーヒー豆と混ざります。ここで加熱を止めると、水蒸気は液体に戻り、その過程でコーヒーが抽出されます。

 

そのため短時間で抽出ができ、香りもほかの方法に比べ、しっかりと残っています。しかし短時間抽出なのでコーヒーの味わいという点で物足りないという人もいるようです。

 

また、加熱時間の調整が難しく、素人ではなかなか美味しいコーヒーを淹れるのは難しいと言われています。

 

さらに分解と洗浄など器具の手入れも欠かせません。このほかには、ダッチコーヒーと呼ばれる水出しコーヒーもあります。

 

水と細かく挽いたコーヒーを混ぜ、一晩そのまま放置する方法です。どの方法にも長所と短所がありますが、淹れる過程もコーヒーの楽しみのひとつなので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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