コーヒー豆の種類・産地!流行りのスペシャルティーコーヒの規格を学ぶ!

希少豆

スペシャルティーコーヒー

 

カフェ好き、コーヒー好きの人へ。コーヒーの主要生産国の特徴や、生産過程・スペシャリティコーヒーの規格などをまとめました。少しだけ知識が付くといつものコーヒーが違って見えるかもしれません。

 

 

 

コーヒ豆とは

 

コーヒーノキから採取される種子のこと。

ピーベリー

主なコーヒー豆の種類

 

甘い香りを持つアラビカ種

原産地はエチオピアと言われている。世界で消費されるコーヒーの70%は『アラビカ種』が占めている。豊かな風味、酸味を持っており主に高品質なレギュラーコーヒーとして提供されている。

 

苦みの強いロブスタ種

病弱で神経質なアラビカ種に対し、病害虫に強く低地でも栽培可能な『ロブスタ種』可溶性固形分が多いので、インスタントコーヒーや缶コーヒー、水出しコーヒーバッグによく使用されている。

コーヒー豆

コーヒー豆になるまで

 

サクランボに似たコーヒーチェリーと呼ばれる赤い実を一粒一粒手摘みで、大半の産地の収穫は手作業で行われる。

コーヒー豆品種

1. 収穫

 

収穫されたコーヒーの赤い実から外皮をはがして中の種(コーヒー豆)をパルパーという機械で取り出します。

 

2. 精製 ・乾燥

 

種だけの状態になった「パーチメントコーヒー」の表面にある粘液質を除去しています。精製方法には水洗式(ウオッシュト)という方法や非水洗式(ナチュラル)など主に4つの方法があり乾燥には大きく分けて天日乾燥と機械乾燥の2つがある。

6~8日で乾燥した豆は“パーチメント”という薄皮のついた状態になります。

 

3.脱穀

 

殻を被ったパーチメントコーヒーを脱殻機にかけて殻を取り除きます。
脱殻したものがコーヒーの生豆(グリーンビーンズ)になります。

 

3. 選別・ハンドピック

 

選別機で欠点豆の除去や大きさや形比重などで等級分けされる。

その後手作業でさらにしっかりと選別される。農作物であるコーヒー豆の実にはやはり害虫に食われたものや、未成熟、ひび割れたのものができてしまいます。それを綺麗に取り除かないと雑味やえぐみの原因になります。

 

コーヒー豆のローストの違い

 

浅煎り 

ライトロースト・シナモンロースト

中煎り 

ミディアムロースト・ハイロースト

やや深煎り 

シティロースト・フルシティロースト

深煎り 

フレンチロースト・イタリアンロースト

ローストの度合いが低ければ酸味が強く、ローストの度合いが強くなれば苦味が強くなります。

 

 

世界のコーヒー産地

 

標高

世界中の産地によって個性豊かな味が楽しめるようになった現在。日本でもコーヒースタンドなど増えましたよね。コーヒーは赤道をはさんだ北緯25度と南緯25度の間(コーヒーベルト)の約70カ国で生産されています。

 

主な産地

 

エチオピア

 

コーヒー発祥の地エチオピアのコーヒーは、特徴のある酸味とバランスの良い味が特徴。世界最高の香りを誇ると言われるそのフルーティーさはジャスミンのようだと例えられています。

 

ルワンダ

 

国を挙げてコーヒーの生産に力を入れているルワンダ。肥料などを使用せず自然栽培が行われており非常に豆の質が良い。苦味とコクが控えめで上品な味わい。スペシャリティコーヒーに認定される銘柄が多く誕生しているが、日本ではなかなか手に入れにくいのが現状。

 

イエメン

 

芳醇な強い香味とフルーティな酸味が特徴。欠け豆が多く混入している為、焙煎前に入念な選別作業が必要。香り、独特な甘み、なめらかな舌触りなど、コーヒーが持っている全ての味が見事に調和されておりストレートで飲まれることが多いようです。

 

ケニア

 

全般的に品質が高く、特にヨーロッパで重宝され一級品として高値で取引されている。種の段階から生産処理、テイスティングといった細部にまでこだわった管理システム。

 

東ティモール

 

日本ではあまり知られていないコーヒーですが有機栽培のコーヒーとして近年注目を集める。しっかりとした苦味、ほのかな甘み、やわらかな酸味が味わえるコーヒーです。

 

インドネシア

 

スペシャリティーコーヒーに欠かせない生産地。スマトラ島の「マンデリン」がその代表格。深焼きが合い苦味好きの定番銘柄。

 

ハワイ

 

コナコーヒーで知られる南国の代表銘柄。ハワイ島南西部のコナ地区でのみ栽培され、生産量は世界のコーヒー生産量の1%以下という大変希少なコーヒー豆。コナコーヒーは、ジャマイカのブルーマウンテンと並んで世界最高のコーヒーと称されています。甘くマイルドな香味。

 

グアテマラ

 

世界的に評価の高いスペシャリティコーヒーの元祖。メキシコの「ホンジュラス」に位置。国土の70%の山岳地帯で、中米有数のコーヒー生産国です。多様な栽培地域で生産される為生産地域によって微妙に香味が異なる。軽い酸味とコクのバランスの良いコーヒーが取れる。

 

エルサルバドル

 

国土の大半が標高の高い高原・山岳地帯であり、 乾季・雨季が明らかなコーヒー栽培に適した土地柄。

豊かに広がる極上の香り、甘味とコク、バランスのとれた酸味、ミルクチョコレートやアーモンドのようなフレーバーも感じられます。

 

コスタリカ

 

国内のコーヒー生産高のうち、70% が標高1,000m以上の高地で栽培されています。酸味は豊かで、深いコクと苦味、芳醇な香りが絶妙なバランスです。コスタリカで生産されるコーヒーのうちの半数はスペシャルティコーヒーとして取り引きされているそうです。

 

パナマ

 

栽培が極めて難しく手間がかかるゲイシャ種で注目される。花のような香りと柑橘系を思わせる風味、すっきりとした酸味が特徴です。コクは弱めで、香り高いコーヒーです。今では非常に希少な種となっています。

 

ジャマイカ

 

ジャマイカは国土の80%が山地。中部山岳地帯北斜面でハイマンテン、南斜面でプライムが生産されています。ブルーマウンテンの生産量の90%が日本に輸出されています。繊細な味で香りが高いのが特徴です。そのため、香りが弱い他の豆とブレンドされることが多い品種です。コーヒーの王様と呼ばれ、麻袋ではなく樽詰めで輸出されます。

 

コロンビア

 

昼夜の温度差が大きく、雨季と乾季のバランスがよく、火山灰を多く含む土壌となっており、これらの条件を満たす絶好の土地が広く続いているため、コロンビアはコーヒーの生産国として有名なのです。就業人口の4分の1がコーヒー生産に従事している。栽培品種は、すべてアラビカ種。広域の豆が混ぜられる為多様性に富んだ味わい。

 

ドミニカ

 

カリブ海大アンチィル諸島の中央に位置する、イスパニョラ島。この島の東3分の2を占めるドミニカ共和国。カトゥーラ種やティピカ種を中心に豊かな自然の中でつくられるソフトな香味のコーヒー。カリブ海きっての生産国。

 

ブラジル

 

生産量、輸出量ともに群を抜いた世界一の実力を誇るコーヒー大国ブラジル。コーヒーの消費大国アメリカに次ぐ第2位の消費大国でもある。90%がナチュラルによる精製。比較的標高の低めの800~1200m程度で酸が少ないのが特徴。

 

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