【カフェ開業】小さなカフェ!小規模店舗開業の立地の選び方!

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一口にカフェと言っても業種は幅は広く、スペシャルティー珈琲などを楽しめる本格コーヒーショップからお食事デザートまでとれるカフェ・お酒なども楽しめる夜カフェ等形態は様々です。開業するのであればそれぞれの特徴にあった立地を選ぶことが必要です。

 

 

小規模店舗の開業に適した立地とは? 

 

小規模店舗を開業希望の方などにお勧めなのは一等立地よりも二等立地と呼ばれる立地です。

一等立地は繁華街や乗降客数が多い駅近物件などです。

 

一等立地のメリット

 

人通りも多く看板などでのフリーのお客様を獲得しやすい。

 

メディアが食いつきやすい。人が多く集まる立地は情報を求める人も多いので取材や掲載依頼が入ることが多くなる。

 

回遊客(主導線上に店舗がなくても人気エリアなのでその界隈を歩き回る人たち)も多く路地裏やビル中など多少立地が悪くても集客できる可能性も高い。

 

一等立地のデメリット

 

物件取得費用(保証金・礼金・仲介手数料など)や賃料が高い。毎月発生する家賃は運営するにあたって大きな固定費用となる。

 

フリ客(たまたま通りかかった人等)の獲得など店前交通量が多くなる分優位ですが激戦区となる事も多く競合が多い。

 

魅力的な商品開発は勿論、競合も多いことから宣伝に力を入れなければならず、賃料の高さと合わせ多くの広告宣伝費など運営コストが高い。

 

二等立地のメリット

 

物件取得費用(保証金・礼金・仲介手数料など)が比較的安い。

 

商店街沿いの駅近物件など主導線上の穴場な物件も多い。

 

固定客がつきやすい。

 

比較的競合となるなる店舗が少ない。

 

二等立地のデメリット

 

一等立地に比べ人通りが少ない。

 

一等立地に比べ商圏範囲の絶対数が少ない。(例えば店舗から半径500メートルにいる人の数)

 

遊びにくる立地では無い事が多く財布の紐が硬い。

 

住宅街などはさほど入れ替わりの多い立地では無いので悪い口コミも広がると新規客の集客が難しくなる。

 

基本的にカフェは回転率がいいとは言えないので、人通りが多いことは必ずしもメリットではありません。

 

小さなカフェを開く際に良い立地とは、繁華街ではなくとも、ある程度の人通りがありゆっくりと過ごすことができる場所を確保する事ができれば十分成立します。

 

人通りが無いとどんなに良い商品を作ってもなかなか認知されず集客に苦労します。売り上げが安定するまでに運転資金が底をついたという事が無いように初めからある程度認知され、フリー客の獲得ができそうな立地がお勧めです。人がメインに通る商店街などは主導線上立地とも言いい認知度向上が比較的早いのでお勧めです。

 

逆にプロモーション能力が高い方など、話題性や口コミなどを狙ってあえてそのような立地に出店する場合もありますが、0からの集客は想像以上にとても大変ですのであまりお勧めできません。

 

お勧めな立地!

 

繁華街などに出店できなくても十分カフェ運営は成り立ちます。

 

例えば、ローカルエリアであっても物件の近くにスーパーやジムなど人を集客する店舗があるか確認してみましょう。

 

人が集まる店舗が近くにあればそれだけで人目に触れる機会も多くなり集客への期待も高まります。

 

スーパーやジムなどは特売・会員募集の為広告を打って集客しますのでおのずと人が店舗付近を通ります。

 

この時気をつけなければならないのは、たとえ人がいても自分の商品に興味を持ってくれそうな人達かという点です。(極端にいえばパンケーキ→若者  饅頭→お年寄り)

 

飲食業界で修行した人などは作ることには勿論長けていますが、宣伝する事がおろそかになりがちですので店舗自体が人目に触れる立地がお勧めです。

 

また踏切付近はうるさく敬遠されがちですが、踏切が閉まると自然と人だまりができ認知される可能性も高まりますのでそのような自然と人だまりができる立地も来店客の獲得につながりますのでお勧めです。

 

スケルトン?それとも居抜き?それぞれのメリット・デメリット

キッチン設備

開業しようとしたときに、物件を借りて行おうと考えている際には、スケルトンか居抜きか考える必要があります。

 

スケルトン店舗

 

スケルトンとは、床や壁、天井や内装などが何もない状態のものをいい、コンクリートなどの打ちっぱなしの状態のものです。

 

そのため、スケルトン物件を利用しようとした場合、内装などの費用が掛かるので初期費用が多くかかることになります。また、スケルトン物件は退去時には最初の状態にして戻すことを前提としている物件が多く、その際にも費用が掛かります。

 

しかし、何もない状態であるので、自分の好きなように内装を変えたりすることができるので、理想的なお店作りをすることが可能です。

 

初期投資の回収に期間を要するのでしっかりとした資金計画を立てなければなりません。

 

また最近ではシンプルな内装に椅子やテーブルなどを設置するスタイルも流行っているので、DIYなどできる方には電気工事や配管工事など部分的に業者さんにお願いしながら自分で作り上げていくとスケルトンから始めても初期費用を抑える事ができます。

 

居抜き店舗

 

一方で居抜きとは、前に利用していた設備などが残った状態の物件になります。そのため、設備がきちんと稼働するのであれば、すぐにでも開業できたりするため、初期費用を抑えることができます。

 

しかし、設備が壊れていたりすぐに壊れてしまう可能性もあるので、安く済まない場合もあるので注意が必要です。

 

居抜き店舗の際、注意したほうが良い点は、冷蔵冷凍庫、製氷機など機材には必ず注意しますが、電気コンロを使用している場合やエアコンの設置位置など、想像以上に電気代がかかる設備だったり、天井裏に埋め込み式のエアコン、キッチンスペースを確保するためにグリストラップが清掃しにくい箇所に設置してある場合などもあり、思ったより電気代などの運営コストが高い事や、清掃に時間が取られてしまう事があります。

 

このような場合は初期投資は安くとも長期的に見ると運営コストが上がり最悪の場合故障していなくても設備入れ替えという事も考えられます。

 

また設備の配置が自分のやろうと思った商品などのオペレーションに対応できるかという点も注意が必要です。

 

とは言っても初期費用が抑えられることは居抜き店舗の最大のメリットとなります。

 

初期投資回収スパンも比較的短くうまく行けば軌道に乗せるまでの期間も短くすみます。

 

様々な点をトータル的に考慮して、居抜き物件を利用するようにしましょう。

 

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