イベント・フェスのフード制作会社|飲食企画・メニュー開発・厨房設計・運営まで

イベント・フェスのフード制作会社

イベント・フェスのフード制作会社

イベントやフェスで飲食企画を実施するとき、「フードをどこに依頼すればいいのか」で迷うことがあります。

イベント制作会社、飲食運営会社、ケータリング会社、キッチンカー事業者、商品開発会社など、イベントの飲食に関わる会社は複数ありますが、それぞれ対応できる範囲が異なります。

数百食程度の飲食提供であれば、既存店舗やケータリング会社への依頼で対応できるケースもあります。

一方、数千人から数万人が来場するイベントやフェス、IPイベントになると、メニューを考えるだけでは飲食エリアは成立しません。

想定販売数、メニュー開発、大量調理、仮設厨房、厨房設備、電源・給排水、販売レーン、スタッフ、会計、商品供給、行列対策まで設計する必要があります。

そのためイベントのフード制作会社を選ぶ際には、「料理を作れる会社か」だけではなく、「イベント全体の飲食オペレーションを設計できる会社か」を確認することが重要です。

この記事では、イベント・フェスのフード制作会社に依頼できる業務、会社による違い、発注先を選ぶポイント、大型イベントで必要になる飲食設計について解説します。

イベントのフード制作会社とは?企画から当日運営まで対応範囲が異なる

イベントのフード制作会社とは、イベント会場で提供する飲食について、企画、商品開発、製造、設備、販売、運営などを担当する会社です。

ただし「フード制作会社」という名称に明確な業界共通の定義があるわけではありません。

会社によって対応範囲は大きく異なります。

メニュー開発だけを担当する会社もあれば、キッチンカーや飲食店をイベントへ手配する会社もあります。

イベント全体を制作する会社が飲食事業者を取りまとめるケースもあります。

さらに、大型イベントでは飲食エリアそのものを設計し、厨房設備やスタッフまで組んで運営する会社もあります。

そのため依頼先を探すときは、会社名や業種だけで判断するのではなく、自分たちが必要としている業務をどこまで対応できるのかを見る必要があります。

イベントフード制作で必要になる主な業務

イベントの規模や内容によって異なりますが、フード制作では主に次のような業務が発生します。

  • 飲食企画
  • メニュー開発
  • 試作・レシピ設計
  • 原価計算
  • 大量調理方法の設計
  • OEM・製造先の選定
  • 食材・資材の発注
  • オリジナル容器・包材の制作
  • 厨房設備の選定
  • 仮設厨房の設計
  • 電源・給排水計画
  • 販売ブース設計
  • 必要レーン数の算出
  • スタッフ人数・配置の設計
  • 会計方法の設計
  • 商品供給・補充方法の設計
  • 当日の調理・販売運営

小規模イベントでは一部だけを外部へ依頼することもできます。

一方、大型イベントになるほど、それぞれの業務が互いに影響します。

例えばメニューを変更すれば、必要な厨房機器が変わります。厨房機器が変われば必要電源が変わり、提供時間が変われば必要な販売レーンやスタッフ人数も変わります。

そのため大型イベントでは、各工程を別々に考えるより、飲食全体を一つのシステムとして設計した方が整合性を取りやすくなります。

イベント制作会社とフード制作会社の違い

イベント制作会社は、会場、ステージ、進行、施工、音響、照明、キャスティング、運営など、イベント全体を管理する会社です。

飲食エリアがある場合、イベント制作会社が飲食事業者やキッチンカーを手配するケースもあります。

一方、フード制作会社は飲食部分を専門に担当します。

特にメニュー開発や大量調理、厨房設計、食品衛生、販売オペレーションなどは飲食特有の領域です。

大規模なイベントでは、イベント制作会社が全体を統括し、フード制作会社が飲食領域を担当する形もあります。

どちらか一方を選ぶというより、イベント全体の制作と飲食の専門設計をどう分担するかを考えることが重要です。

キッチンカー手配会社との違い

フェスや屋外イベントでは、キッチンカーを複数台集めて飲食エリアを構成する方法があります。

既存の設備を持った事業者を集められるため、イベント内容によっては非常に効率的です。

一方、イベント専用メニューを大量販売したい場合や、IP・キャラクターを使った統一メニューを提供したい場合は、別の設計が必要になることがあります。

例えばイベント限定商品を5種類開発し、複数の販売レーンから同じ品質で数千食提供する場合です。

この場合は出店者を集めるだけではなく、商品開発、製造、厨房、提供方法まで統一して設計する必要があります。

「複数の飲食店を集めたい」のか、「イベント独自のフードブランドやメニューを作りたい」のかによって、適した依頼先が変わります。

ケータリング会社との違い

ケータリング会社は、パーティー、式典、企業イベントなどで料理を提供することを得意としています。

あらかじめ決まった人数へ料理を提供するイベントでは、ケータリングが適している場合があります。

一方、一般来場者が自由に購入するフェスや大型イベントでは、何人が、何時に、何商品購入するかが固定されていません。

そのため販売需要の予測とピーク対応が重要になります。

「1,000人分の料理を用意する」のと、「来場者10,000人の中から何人が飲食を利用し、ピーク1時間に何点注文するかを予測する」のでは、設計方法が異なります。

イベントフード制作会社を選ぶときは実績の「規模」を見る

飲食イベントの実績があることは重要ですが、開催したイベント名だけでは判断しにくい部分があります。

確認したいのは、実際にどの程度の規模を扱ってきたかです。

例えば、

  • 来場者数
  • 販売点数
  • 1日の最大販売数
  • 商品SKU数
  • 販売レーン数
  • 運営スタッフ数
  • 厨房規模

などです。

500食を提供した経験と、1日数千食を短時間で販売した経験では、必要になる設計が大きく異なります。

特に大型イベントを依頼する場合は、単にイベント経験があるかではなく、大量販売をどのように設計・運営した経験があるかを確認すると比較しやすくなります。

メニュー開発だけでなく「大量提供できるか」を確認する

イベントフードでは、試作品がおいしく完成しても、それだけでは本番で販売できるとは限りません。

例えば1食を完成させるまで90秒かかる商品を3,000食販売する場合、ピーク時に必要な処理能力を確保できるかを確認する必要があります。

そこで商品開発時点から、

  • 1食あたりの提供時間
  • 調理工程数
  • 必要な厨房機器
  • 同時調理数
  • 保温・冷蔵・冷凍条件
  • 盛り付け人数
  • OEM化できる工程

まで考えます。

特にフェスやIPイベントでは、見た目と提供速度の両立が重要です。

大量提供を前提とした商品設計については、大型イベントで大量提供できるフードメニューの作り方で詳しく解説しています。

想定販売数を数字で出せる会社か確認する

大型イベントでは「たくさん用意しておきましょう」では在庫数を決められません。

来場者数から飲食利用者数を想定し、平均購入点数を掛けて販売数量を予測します。

例えば来場者10,000人、飲食利用率30%、平均購入点数2点なら、単純計算では6,000点です。

さらに安全在庫や商品別の販売比率を考え、必要な仕込み数量を決めていきます。

この数字は厨房設備、スタッフ、販売レーン、原価にもつながります。

販売数量の考え方については、大型イベントで必要な飲食販売数の計算方法で詳しく紹介しています。

ピーク時の処理能力まで設計できるか

1日6,000点を販売するとしても、営業時間中に均等に売れるわけではありません。

昼食時間、ステージ終了後、休憩時間などに注文が集中するイベントでは、短時間に大量の注文を処理する必要があります。

そのため重要なのは「1日何食作れるか」だけではありません。

ピーク1時間に何点提供できるかです。

厨房が1時間1,000点作れても、販売レーンが600点しか処理できなければ600点付近で詰まります。

反対に販売レーンを増やしても、厨房が追いつかなければ商品が出てきません。

大型イベントのフード制作では、厨房と販売の両方から処理能力を確認する必要があります。

必要な販売レーン数まで算出する

販売レーン数も会場の空きスペースだけで決めるものではありません。

例えば1レーンの平均提供時間が45秒なら、理論上の処理能力は1時間80点です。

ピーク1時間に800点を処理するなら、単純計算でも10レーン程度の処理能力が必要になります。

実際には商品構成、会計方法、スタッフ配置などによって変わるため、余裕を含めて設計します。

レーン数の詳しい考え方については、大型イベントで必要な飲食レーン数の計算方法で解説しています。

仮設厨房まで対応できるか

展示会場や屋外イベントでは、飲食店のような厨房が最初から用意されているとは限りません。

その場合はイベント期間だけ使用する仮設厨房を設計します。

必要になるのは調理機器だけではありません。

  • 冷蔵・冷凍設備
  • 加熱設備
  • 作業台
  • シンク
  • 手洗い設備
  • 給排水
  • 電源
  • 食材保管場所
  • 完成品ストック
  • 廃棄物管理

などを、メニューと販売数量に合わせて組みます。

大型イベントの仮設厨房については、大型イベントの仮設厨房に必要な設備とは?で詳しく解説しています。

電源・給排水まで設計できるか

厨房機器を選んでも、必要な電源が確保できなければ使用できません。

特にスチコン、電気フライヤー、IH、冷蔵庫、冷凍庫、製氷機などを複数台使用する大型厨房では、必要容量が大きくなります。

さらに100V、200V、単相、三相など、機器ごとに電源仕様が異なります。

そのため厨房機器一覧から必要電源を積み上げ、会場設備で不足する場合は仮設電源や追加工事を検討します。

電源容量の算出については、大型イベントの飲食で必要な電源容量の計算方法で詳しく解説しています。

必要スタッフ数を「人数」ではなく工程で考える

イベント飲食では、販売スタッフだけ用意すればいいわけではありません。

規模が大きくなると、会計、加熱、盛り付け、ドリンク、商品補充、受け渡し、列整理、バックヤードなどの役割が発生します。

さらに現場全体を判断する責任者も必要です。

重要なのは「スタッフ30人を用意する」と先に人数を決めることではありません。

各工程の作業量を確認し、必要人数を積み上げます。

スタッフ数の考え方については、大型イベント飲食で必要なスタッフ人数の計算方法で詳しく紹介しています。

会計・厨房・受け渡しの動線まで確認する

大型イベントでは、商品を作る能力だけではなく、人と商品の流れも重要です。

お客様は、入口からメニュー確認、会計、待機、商品受け取り、退場へ進みます。

商品は、バックヤードから厨房、調理、盛り付け、販売レーン、受け渡しへ進みます。

この2つの動線が何度も交差すると、ピーク時に人が動けなくなることがあります。

例えば商品補充スタッフがお客様の待機列を毎回横切るレイアウトでは、販売数が増えるほど補充が難しくなります。

大型イベントでは、厨房だけでなく飲食エリア全体の動線まで設計できる会社かを確認します。

具体的な考え方については、大型イベントの飲食ブース設計|会計・厨房・受け渡しの動線をどう作る?で解説しています。

IPイベントでは商品開発と運営を分離しすぎない

アニメ、ゲーム、漫画、YouTubeなどのIPを使ったイベントでは、通常のフードイベントとは違う条件があります。

作品やキャラクターの世界観を商品へ落とし込む必要がある一方で、来場者が短時間に集中する大型イベントでは大量提供も成立させなければなりません。

見た目を優先しすぎて工程が増えれば、提供速度が落ちます。

提供速度だけを優先すると、今度はIPフードとしての魅力が弱くなります。

そのため商品開発の段階から、実際の厨房設備やオペレーションを想定します。

例えばキャラクター表現を複雑な調理工程で作るのではなく、オリジナル包材、カップ、ピック、ソース、トッピングなど、最終工程へ集約する方法もあります。

商品企画と大量提供オペレーションを同時に設計することが、IPイベントでは特に重要です。

イベントフード制作会社へ相談する前に整理しておきたいこと

すべての仕様が決まっていなくても相談はできますが、分かる範囲で条件を整理しておくと初期設計が進みやすくなります。

開催概要

  • イベント内容
  • 開催場所
  • 開催日数
  • 営業時間
  • 想定来場者数

飲食について

  • 販売したい商品数
  • フード・デザート・ドリンクの構成
  • 想定価格
  • IPや作品とのコラボ有無
  • アルコール販売の有無

会場設備

  • 既存厨房の有無
  • 使用可能な電源
  • 給排水
  • 販売可能エリア
  • バックヤード

まだメニューが決まっていない場合でも、来場者数と会場条件が分かれば、必要販売数や厨房規模から逆算して企画することができます。

フード制作会社は料金だけで比較しない

イベントの飲食制作費は、依頼する範囲によって大きく変わります。

メニュー開発だけを依頼する場合と、厨房設備、スタッフ、食材、販売運営まで一括で依頼する場合では比較できません。

見積りを見るときは総額だけではなく、何が含まれているかを確認します。

特に大型イベントでは、企画段階では見えていなかった設備やスタッフが後から必要になることがあります。

初期見積りが安くても、厨房、電源、給排水、追加スタッフなどが別途になっていれば、最終費用が大きく変わる可能性があります。

発注時には、商品開発から当日運営まで、どこからどこまでが見積り範囲なのかを確認することが重要です。

大型イベントでは飲食全体を設計できる会社が必要になる

イベント規模が大きくなるほど、飲食は単なる「料理の手配」ではなくなります。

例えば、

来場者数 → 飲食利用率 → 販売数 → 商品構成 → 厨房能力 → 電源・給排水 → スタッフ → 販売レーン → 会計 → 商品供給 → 受け渡し

までがつながっています。

どこか一つだけ処理能力が低ければ、そこで行列や商品滞留が発生します。

そのため数千食規模のイベントでは、メニュー開発会社、厨房会社、スタッフ会社をそれぞれ手配するだけでなく、飲食全体を誰が統括するのかを明確にしておく必要があります。

Team Cafe Tokyoのイベントフード制作

Team Cafe Tokyoでは、イベントやIPコンテンツにおけるフード・ドリンクの商品開発から、大型イベントの飲食設計、当日の販売運営まで対応しています。

メニューを考えて納品するだけではなく、イベント規模に応じて販売数量を算出し、必要な厨房能力、厨房機器、電源・給排水、販売レーン、スタッフ配置まで設計します。

必要に応じてOEMや外部製造を組み合わせ、現場での調理工程を減らす設計も行います。

特に大型イベントでは、商品開発の段階から「このメニューを何食、何秒で提供できるのか」を確認し、販売オペレーションまでつなげます。

対応する主な領域は、飲食企画、メニュー開発、試作、OEM設計、原価設計、厨房設備、仮設厨房、電源・給排水、スタッフ設計、販売レーン、会計・受け渡し動線、当日運営です。

大型イベントの飲食企画・運営については、Team Cafe Tokyo 大型イベント飲食サービスでも詳しくご紹介しています。

イベント・フェスのフード制作は企画段階から相談できる

イベントフードは、メニューが完成してから制作会社を探す必要はありません。

むしろ大型イベントの場合は、企画初期から飲食設計を始めた方が、会場設備や販売計画との整合性を取りやすくなります。

来場者数は決まっているが、何食準備すればいいか分からない。

イベントオリジナルのフードを作りたい。

IPを使ったメニューを大量販売したい。

厨房のない会場に仮設厨房を作りたい。

数千食を販売するために何レーン必要か分からない。

必要な電源やスタッフ数が分からない。

こうした段階から、販売計画を数字に落として設計することができます。

イベントのフード制作会社を選ぶときは、単に料理を作れるかだけではなく、企画した商品を実際のイベント会場で大量に販売できるところまで設計できるかを確認することが重要です。

Team Cafe Tokyoでは、イベント・フェス・IPイベントの飲食について、企画段階から商品開発、厨房設計、当日運営までご相談いただけます。

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