カフェ開業時にもお勧めな紅茶5種!それぞれにお勧めな飲み方とは!
大人気のおすすめの紅茶
様々なお店を開業してみたいと、中には自分で考えた理想的なカフェを独立開業していきたいと言う方もいるかと思われます。
確かにカフェを開業して見ると言うのも一つの夢であり、おしゃれな内装やカフェに合った料理を考えたくなります。
ですが、カフェである以上は主力商品となる「紅茶」について知り、そしてカフェに合った紅茶を置いていないといけません。
しかし、紅茶の種類はかなりの数があり、どの紅茶を取り扱えばいいかわからないという方も多いでしょう。
今回はカフェを独立開業したい方へ、オススメの紅茶を5種類紹介いたしますので、カフェを独立開業したい方への参考になれば幸いです。
【お店におきたい5つの紅茶】
カフェの独立開業したい方が悩むのは「どんな紅茶を取り扱えば良いか?」と言うことです。
おいしい紅茶のあるお店と言う事が評判になればお客様もリピーターとなってくれます。そのため、「そこらへんの紅茶のティーバックで良い」という安易な考えは捨てるべきであり、むしろカフェを開業したいのであればお店で取り扱いたい紅茶等はしっかりと検討しなければなりません。
そこでカフェを独立開業するにあたり、お店に置いておきたいオススメの紅茶として「ダージリン」「ウバ」「キーマン」「アッサム」「アールグレイ」をご紹介します。
何だか聞いたことがある名前もあれば、初めて聞く紅茶の名前もあるかもしれませんが、これら紅茶についてそれぞれの特徴についてしっかりと把握すれば自分のカフェに合わせた紅茶をお客様に提供できるでしょう。
【ダージリン】紅茶
「ダージリン」の名前を聞いた事がある方も多いでしょう。ダージリンの原産国はインドであり、名前の由来もベンガル州の北部にあるダージリン地方で生産される紅茶に付けられる総称がダージリンなのです。
この香り豊かなダージリンは別名「紅茶のシャンパン」「紅茶の王様」とも呼ばれ、「ウバ」「キーマン」と並んで世界三大紅茶に数えられるほどの紅茶の王道とも呼ばれているのです。
ダージリンには収穫時期として「ファーストフラッシュ(春に摘まれた物)」と「セカンドフラッシュ(夏に摘まれた物)」、「オータムフラッシュ(秋に摘まれた物)」に分かれます。
収穫された時期で味が変わるため、一通り試す機会があれば一度飲んでみる事をオススメします。
~ダージリンの飲み方~
ダージリンにとって最も理想的な飲み方と言えば、まずは「ストレート」がオススメです。ダージリンは少し渋みが気になる味ですが、香りがとても良いのでまずはストレートで味わうのが王道とされています。
逆にダージリンの注意点として、レモンティーになるべくしない事です。
レモンティーにするのが全く駄目というわけではありませんが、レモンを長時間浸してしまうとせっかくのダージリンの香りが台無しになってしまいます。
また、ミルクティーにする場合もダージリンの収穫時期で向き・不向きが分かれるという特徴があります。一般的にファーストフラッシュとセカンドフラッシュはストレートで飲むのが理想であり、オータムフラッシュがミルクティーで飲むのに向いているとされています。
ただし、レモンティー同様にミルクティーにするのが全く駄目というわけではありません。
あくまでダージリンの香りを楽しんでもらうには、レモンやミルクを入れると少し勿体無い事になると言う事です。
なお、一緒に食べるとオススメなお菓子は生クリームの甘みとダージリンの渋みで相性が良い、ケーキ類のような生クリームが使われたお菓子です。
【ウバ】紅茶
「ウバ」自体は聞いたことがない方も多いかもしれませんが、「セイロンティー」と言う名称であれば聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
ウバはスリランカのウバ州で生産される茶葉であり、「ダージリン」「キーマン」と並んで世界の三大紅茶の一つに数えられる高級紅茶なのです。
なぜ、ウバをセイロンティーと呼ぶのかと言えば、スリランカの旧国名「セイロン」という名称の名残から来ており、ウバ以外にもスリランカではセイロンティーとして、「ディンブラ」「ヌワラ・エリヤ」「ウダプッセラワ」がウバ同様に高地で生産されるためにハイグロウンティーと分類されます。
他にも「キャンディ」「ルフナ」「サバラガムワ」といった有名な紅茶がスリランカでは生産されており、まさにスリランカは「紅茶の国」と呼ばれるのに納得の紅茶生産国なのです。
~ウバの飲み方~
ウバの特徴は爽やかな香りとやや強い渋みと独特の濃い目のコクがあるため、人によっては好き嫌いが分かれるかもしれません。
飲み方として理想的なのは香りを楽しむためにストレート、またはミルクをいれてミルクティーにするのにも最適とされています。
香りの良い渋みの効いているミルクティーはまさに「大人のミルクティー」と呼べるでしょう。
また、ウバ独特のこの香りと渋みにあう食べ物と言えばやはりバームクーヘンやワッフルといったパン類のお菓子との相性がバッチリです。
ミルクティーにする場合は逆に生クリームやバターといった乳製品が使われたケーキやクッキーがオススメです。
これらのお菓子に負けないウバの良い香りと渋みは、お菓子で甘ったるくなった口をスッキリさせてくれる事でしょう。
【キーマン】紅茶
「キーマン」は中国の安徽省(あんきしょう)祁門県(きもんけん)が原産地となっている紅茶であり、ダージリンとウバに並ぶ世界三大紅茶の1つです。
中国ではキーマンは「祁門紅茶(きーむんこうちゃ)」と呼ばれており、果実のようなフローラルな香りと、飲んだ時の渋みの少なさとほのかな甘みは紅茶をあまり飲んだ事がない人でも楽しめる味わいとなっております。
しかし、収穫シーズンが6~9月までなため、生産数自体が少ない上に最高級品と称されるキーマンの茶葉はさらに貴重なため、上級の物で宝石に並ぶほどの価値が付く事もある大変高価な紅茶であり、その希少価値は国賓クラスの方へ贈り物として送られるほどです。
そして、ダージリンが「紅茶のシャンパン」と呼ばれていればキーマンは「紅茶のブルゴーニュワイン」と評されるほどなので、紅茶ファンであれば一度は味わってみたいものです。(ブルゴーニュワインはフランスのブルゴーニュ地方特産のワインであり「ワインの王様」と呼ばれる)
~キーマンの飲み方~
キーマンの特徴はフローラルな香り、そして強くない渋みにあるほのかな甘みが人気であり、ストレート・ミルクティー両方で楽しむ事ができるので、紅茶を飲み慣れていない人でも気軽に楽しめる紅茶です。
また、「キーマンが飲みにくいな…」「香りがキツイ」と感じた方は濃い目に淹れてアイスティーにすると、香りや味わいが少し押さえられるので夏バテや熱中症対策にもなります。
また、レモン果汁をお好みで適量入れる事でレモンティーのような楽しみ方をする事も出来ますので、人によって好きな飲み方を見つけるのが楽しい所があるのもキーマンの魅力と言えるでしょう。