紅茶の雑学!ダージリンティーを最高級に進化させる害虫が貴重な件。
紅茶の希少な発酵方法
食後のティータイムや、ちょっとひと息つきたい時など、くつろぎの時間に欠かす事のできない紅茶。寒い時期はホットでミルクなどを加えて、暑い時期はキーンと冷やして、一年を通して楽しむ事ができる日本人にも馴染みが深い飲み物です。
そんな紅茶ですが、知っているようで知らない、知っていると少し得をする紅茶の豆知識をいくつかご紹介します。
誰もがその名前を一度は耳にした事があるであろう、紅茶と言えば真っ先に思い浮かぶほど有名なのがダージリンティーですが、ダージリンティーの最高級品の中には害虫が食べた葉っぱをあえて使用した物があるのはご存知でしょうか?
高級発酵茶に変える害虫の正体
紅茶の葉っぱにつく「ウンカ」と「ティリップス」と呼ばれる小さな害虫が紅茶の葉っぱを食べる事によって葉っぱが自然と発酵し、フルーツのマスカットのような、独特の蜜のような甘い香りである「マスカテルフレーバー」を生み出すのだそうです。
害虫と言ってもどんな虫でも良いという訳ではなく、「ウンカ」と「ティリップス」2種類の虫だけが高級な紅茶を生み出す役割を果たす事ができるのです。
続いて、紅茶を楽しむ上で気にしている方も多いであろうカフェインですが、紅茶を水出しにするとカフェインが少なくなる事はご存知でしょうか?
カフェインは熱湯で紅茶を入れる事によってより多く抽出されますので、水から抽出するとカフェインの量は抑えられるのです。
水から抽出した場合、渋みや苦みの元となるポリフェノールも抑えられるので、熱湯で紅茶を入れた場合に比べると優しくまろやかな風味になると言われています。
この方法は緑茶や中国茶にも応用できますので、覚えておいて損はないでしょう。
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また、日本の水道水は軟水ですが、軟水で紅茶を淹れると色は薄めに出て風味はしっかり目に出て、逆に硬水で紅茶を淹れると色が濃いめに出て風味は穏やかに出る傾向がありますので、渋みや風味のクセが強い紅茶を淹れる時には硬水が向いていると言われています。詳しくは劇的旨さ!紅茶を上手く淹れる為に誰でも出来る4つのポイント!をご覧ください。