素材別オススメのまな板紹介!材質の特徴・違いによるメリット・デメリットとは
まな板とは
『まな板』は調理において食材を切る際に台として用いる道具です。元来、日本では木製の板を用いていましたが、近年ではプラスチック(合成樹脂)や合成ゴム製のまな板も普及しています。業務用でも対応できる、そんなおすすめ『まな板』を種類別・それぞれの特徴をご紹介いたします。
材質の違いによるメリット・デメリット
◯木製
木製のまな板には適度な硬さや程よい弾力性があります。そのため包丁の刃当たりが柔らかく、刃こぼれしにくいという特長があります。
食材が滑りにくい事や、使い始めや使ったあとにきちんと洗うなど使い方の基本を守れば食材の匂いが付きにくいのも特長です。また、木製のまな板は表面を削り直す「削り直し」によって長年に渡って愛用する事ができます。
デメリットとしては、お手入れをしっかりとしていないとカビや雑菌の繁殖による匂いが発生したり、保管状況等により反りや歪みが生じる場合がある、といった所でしょうか。
木の種類としては、檜、銀杏、桜、桐、ひば等がよく用いられます。
◯プラスチック製
プラスチック製のまな板には合成樹脂のポリエチレンやポリプロピレンなどが用いられています。表面に抗菌処理が施されるなどの抗菌加工がなされている製品が多く販売されています。材質的に漂白剤が使用できるので衛生的に使うことが出来ます。
また、軽くて、加工のし易さからデザイン性に優れたものが多く、カラーバリエーションも豊富、といった特長があります。
デメリットとしては、食材が滑りやすいことや、木製のまな板に比べると材質的にどうしても硬いため、包丁の刃当たりが悪く刃こぼれしやすいという事です。
◯合成ゴム製
合成ゴムのまな板には適度な弾性があり、刃当たりが柔らかいため包丁の刃こぼれがしにくかったり、水きれが良く乾きが早いためカビや雑菌の繁殖がしにくいといった特長があります。
お手入れがしやすく、熱湯消毒しても変形しにくい、また、耐久性に優れているといったメリットがあります。デメリットは少ないのですが、あえて挙げるとするならば、木製のまな板に比べるとやや滑り易いと感じられたり、ゴム製品特有のゴムの臭いが感じられる場合がある等です。
オススメ!まな板紹介
木製まな板
木製まな板の人気おすすめ商品のご紹介です。
土佐龍/四万十ひのき極め“一枚板” まな板シリーズ
土佐龍は創業41年になる高知県須崎市の会社で、国産材(高知産)の木製品を制作しています。そんな土佐龍が制作しているのが厳選された四国・四万十ひのきを使った一枚板のまな板で、ひのきの中でも油脂分の多い根の部分を使用して作られています。ひのきは水切れが良く、優れた抗菌作用をもっています。高品質なまな板です。
藤次郎/桐まな板シリーズ
藤次郎は新潟・燕三条のとても有名な包丁ブランドで、その切れ味の良さと良心的な価格で家庭から職人まで幅広い層に人気です。そんな藤次郎が「桐」で作ったまな板です。桐の特長としては、その軽さがまずあげられます。まな板に使われる木材の中では最も軽い材質になります。
柔軟性や弾力性など木製まな板の利点の他、桐は水分を吸収しにくいので乾燥しやすいのも利点です。国産にこだわった藤次郎は、世界的に有名な新潟県加茂市の桐を使い、包丁ブランドならではの、包丁との相性が抜群なまな板に仕上げています。
青森ヒバ まな板シリーズ
「青森ヒバ」で作ったまな板です。青森ヒバはその成長に杉の実に3倍の時間をかけて成長する日本固有の種で、青森県下北半島と津軽半島に多く生育しています。抗菌成分の「ヒノキオール」を多く含み、そのため抗菌・防虫・防カビ性能が他の木材と比較し非常に良い事で知られていて、また、消臭脱臭効果にも優れているなど、衛生面や安全性での信頼感は抜群です。藤次郎の青森ヒバのまな板は、包丁との相性はもちろん抜群、極上のまな板と言えます。
双葉商店/イチョウのまな板シリーズ
双葉商店は、昭和21年創業の日本で唯一のイチョウ材専門店です。同社の越前(福井県)の雪深い山奥から切り出された一枚板のイチョウのまな板は「福井県郷土工芸品」にもなっています。銀杏は適度な柔らかさと弾力をそなえ包丁の刃当たりが良いのが特長です。また適度な油分を含み排水性も高い木材なので、乾きが早く汚れもつきにくいといった長所もあります。
プラスチック製まな板
プラスチック製まな板の人気おすすめ商品のご紹介です。
新輝合成株式会社/イラストパレット
かわいいイラストが特徴的なまな板ですが、見た目だけではなく使い勝手も良いまな板です。
軽くて傷つきにくく、さらに色々なデザインから選べるといったプスチック製まな板のメリットに加え、この製品はまな板のふち周りをすべり止めで一周させているので
調理中にまな板そのものが滑りにくいという使い勝手の良さを持つまな板です。
住べ テクノプラスチック株式会社/軽量抗菌スーパー耐熱まな板「軽之助」
耐熱温度が100度、発砲ポリエチレンを使われているので軽くて扱いやすいまな板です。抗菌製品技術協議会(SIAA)で制定した抗菌のシンボルマーク「抗菌SIAAマーク」が表示されています。
合成ゴム製まな板
合成ゴム製まな板の人気おすすめ商品のご紹介です。
株式会社テクノ月星/月星 合成ゴムまな板 キッチンスター
耐熱温度が130度なので食洗器の使用や熱湯消毒が安心して行えます。吸水率が0%で傷がつきにくいため衛生的に使えます。4サイズから選ぶことが出来、使い勝手がとても良いため人気のあるまな板です。
パーカーアサヒ株式会社/合成ゴムまな板 アサヒクッキンカット
パーカーアサヒ(株)は日本で初めて合成ゴムのまな板を開発したメーカーです。1965年に発売されて以来「アサヒクッキンカット」シリーズはロングセラーとなっており、業務用から家庭用まで幅広いラインナップから選ぶことが出来ます。木製まな板に近い質感と刃あたりが特徴です。
最後に
キッチンには必需品のまな板は、普通は一回購入したら、しばらくはそのまま長く使っていくものです。自分にとってのベストなまな板選びの御参考にしていただければ幸いです。