一杯の向こうに、すみだの焙煎所や喫茶店がある
写真:BERTH COFFEE ROASTERY Haruでの焙煎作業。2022年7月公開の資料写真(撮影年月不明)。撮影:Kenichi Aikawa/提供:株式会社Backpackers’ Japan・PR TIMES
気になるコーヒー店を見つけても、一軒ずつ訪ねるには少し時間がかかる。そんなとき、同じ公園に集まる店の一杯を飲み比べ、次の休日に行く場所を探せるのが「Sumida Coffee Festival 2026 Autumn」です。2026年11月7日(土)・8日(日)、錦糸公園のふれあい広場などで開かれます。
墨田区観光協会の開催案内に並ぶのは、昔ながらの喫茶店からロースタリーまで、多彩なコーヒーの楽しみ方。出店予定には、しげの珈琲工房、すみだ珈琲、UNLIMITED COFFEE ROASTERS、BERTH COFFEE ROASTERY Haruなどが名を連ねます。飲んで終わりにせず、その味をつくる人や、店のある街に関心を広げられる二日間です。
横川のHaruが、焙煎の扉を開いてきたこと
出店予定の一軒、BERTH COFFEE ROASTERY Haruには、コーヒーを飲む場所だけではない顔があります。株式会社Backpackers’ Japanが運営する、墨田区横川のロースタリー兼カフェです。現在の公式店舗案内によると、ホステルの一階から生まれた「BERTH COFFEE」の経験を受け継ぎ、2021年春に開業。自家焙煎のコーヒーや豆を提供するほか、卸売やシェアローストも行っています。
シェアローストは、店の焙煎機を時間単位で使う仕組み。Haruは機械を貸すだけでなく、焙煎のコツやプロファイルも共有する方針を掲げています。コーヒーをつくる工程を店の内側だけに閉じ込めず、関心を持つ人にも開いていく。その姿勢が、この店の来歴を知る手がかりになります。
2022年7月のサービス開始時の発表では、当時の事業責任者・西村結衣さんが、学生時代に焙煎機を借りられる場所の少なさや費用の高さに直面した経験を紹介していました。継続して焙煎を学べる環境が欲しかったという背景から、より多くの人が挑戦できる場をつくることへつながった、と説明されています。

BERTH COFFEE ROASTERY Haruの入口とカウンター。2022年7月公開の資料写真(撮影年月不明)。撮影:Kenichi Aikawa/提供:株式会社Backpackers’ Japan・PR TIMES
シェアローストは横川の店舗の取り組みで、今回のフェスで焙煎体験ができるという案内ではありません。会場で気になる一杯に出会ったら、後日、横川の店を訪ねるきっかけにもなりそうです。店舗の公式案内では、押上駅・錦糸町駅からそれぞれ徒歩10分とされています。イベントの会場と店舗は別の場所なので、錦糸公園での出店と、その後の店巡りを分けて楽しめます。
四種類を比べる券は、コインとカップに交換してから
いくつかの店の違いを知りたい人に用意されているのが、数量限定のコーヒー飲み比べ券です。観光協会の販売案内では、対象のコーヒーを四種類楽しめて、料金は税込2,000円。案内に記載された支払い方法はクレジットカードです。
購入後は、開催日当日に引き換えブースへ。飲み比べコインと専用カップを受け取ってから利用する方式です。交換せずに各店へ行っても使えないため、最初の立ち寄り先はコーヒーの店ではなく、券の引き換えブースになります。店ごとの通常の列に並ぶ必要があり、飲み比べ券専用の優先列はありません。
ここで気をつけたいのは、フェス自体の終了時刻と券の利用時刻が違うことです。会場の開催時間は11時〜17時ですが、飲み比べは16時までに利用するよう案内されています。四種類を巡る時間と列に並ぶ時間を、16時までの間に見込んでおく必要があります。
| 飲み比べ券の項目 | 公式案内の内容 |
|---|---|
| 内容・料金 | コーヒー4種/税込2,000円 |
| 支払い方法 | クレジットカード |
| 利用前の手続き | 当日、引き換えブースでコインと専用カップを受け取る |
| 利用時刻 | 16時まで(イベントは11時〜17時) |
一部の店舗・商品は飲み比べの対象外です。また、対象のコーヒーでも終了時刻前に売り切れる場合があり、そのときは別の店舗を利用することになります。出店者一覧に載っている店が、必ず飲み比べ券の対象になるとは限りません。購入する場合は、観光協会から案内されている予約ページで日付と受付状況を確認できます。イベント中止の場合を除き、購入後のキャンセル・返金・払い戻しはできない条件です。
すみだ珈琲を訪ねるなら7日。パンや菓子も同じ会場に
公式の出店案内には、曜日限定の参加もあります。すみだ珈琲は11月7日(土)のみの予定。二日間の催しでも、目当ての店が両日ともいるとは限らないので、店名から訪問日を決める人には見落とせない違いです。出店者や内容は変更される場合があります。
コーヒーのほかにも、パンや菓子を扱う店が参加予定です。出店案内では、Mr.Bakeman Bake&Coffee、And Teiなども紹介されています。パンや菓子まで券で購入できるとは案内されていません。
開催は11月7日(土)・8日(日)の11時〜17時、会場は錦糸公園ふれあい広場ほか。住所は東京都墨田区錦糸4丁目15−1です。観光協会は、混雑や売り切れ、荒天などによる内容変更・中止の可能性も案内しています。予定が変わった場合の告知は、公式開催ページからたどれます。
一度の訪問で全店を回るより、気になった一杯の店名を残しておく。会場での飲み比べを入口にして、次はその店でいつものメニューを選ぶ。錦糸公園での二日間を、その先のすみだの店巡りへつなげる楽しみ方です。
出典・情報確認日:墨田区観光協会の開催案内、飲み比べ券の販売案内・出店者一覧、予約ページ、Haru公式店舗案内、2022年7月6日の公式発表(確認:2026年10月25日)。
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