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バタフライピーとは?青いハーブティーの飲み方・色が変わる理由と注意点

透明なガラスのカップに入った青い花茶のイメージ

バタフライピーは花のハーブティー。青い色と健康効果は分けて考える

青いお茶にレモンを加えると、色が紫や赤みのある色へ変わることがあります。バタフライピーは、花に含まれる色素の変化を楽しめるハーブティーです。「青い紅茶」と紹介されることもありますが、紅茶の茶葉と同じ植物ではありません。選ぶときは、花だけの商品か、ほかの茶葉やハーブを合わせた商品かを見分けるところから始めましょう。

レモンを添えた紫色の花茶のイメージ

※画像はイメージです

紅茶との違いは、使う植物と部位

バタフライピーの学名はClitoria ternatea。マメ科の植物で、飲料には主に花が用いられます。茶樹の葉を加工する紅茶とは、原料が異なります。「青い紅茶」は見た目を伝える通称として受け取り、商品を選ぶときは名称だけでなく原材料欄も見てください。

花を乾燥させたもの、ティーバッグ、粉末や抽出物を使った商品では、量り方も淹れ方も同じとは限りません。研究に使われた抽出物の量を、そのまま家庭で使う乾燥花の量へ置き換えることもできません。

レモンで色が変わるのは、色素とpHの関係

青い色に関わるのは、テルナチン類などのアントシアニン色素です。周囲の酸性・アルカリ性の程度を表すpHによって色素の構造が変わり、見える色も変化します。レモンなど酸性の果汁を加えたときの変化は、この性質によるものです。色素を扱った研究レビューでも、pHと色の関係が整理されています。

花由来の色素で青色を出せることと、市販のすべての商品に着色料が使われていないことは別の話です。シロップや粉末飲料、ブレンド商品は、それぞれの原材料・添加物表示で判断します。色の濃さや変化の大きさを、健康効果の強さを示す目印にすることもできません。

花だけの商品とブレンドを選び分ける

花の色の変化を楽しみたいなら、まず原材料がバタフライピーだけなのかを確かめます。香りや酸味を加えたブレンドなら、レモングラスや果実、ほかの茶葉など、何を組み合わせているかが選ぶ手掛かりになります。

紅茶などを含む商品は、カフェインの表示も個別に確認してください。「バタフライピー」という商品名だけで、飲料全体がノンカフェインだとは判断できません。逆に、ノンカフェインと表示されていても、妊娠中や治療中を含め、誰にとっても安全という意味ではありません。

生活の木 ハーブとアロマテラピーの専門店さん(@treeoflife_official)がシェアした投稿 – 2018年 8月月16日午前4時50分PDT

淹れるときは商品の量・湯量・時間を一組で使う

ティーバッグなら一袋当たりの湯量と抽出時間、乾燥花なら使用量を商品の表示で確かめます。別の商品や濃縮エキスの条件を混ぜず、最初は指定された方法で淹れてください。色を濃くするために、むやみに花や粉末を増やす必要はありません。

レモンを加える場合は、淹れた飲み物を少量取り分けてから果汁を少しずつ加えると、好みの酸味に合わせやすくなります。砂糖やシロップを加えるかも、色の見え方とは別に考えましょう。

アイスにする場合も、商品にアイス用の案内があればそちらを使います。熱い液を氷へ注ぐ方法では、熱湯対応の容器が必要です。観賞用の花を飲用に流用せず、食品として販売されているものを選び、保存条件と期限を守ってください。

母ハーブ研究室さん(@hahaherb.lab)が投稿した写真 – 2017 1月 5 11:48午後 PST

抗酸化研究は、美容や病気予防の証明とは違う

バタフライピーには人を対象にした研究もあります。2018年の小規模試験では、健康な男性15人に花の抽出物1gまたは2gを含む飲料などを摂ってもらい、単回摂取後3時間の血糖や抗酸化能などの指標を調べています。糖を組み合わせる条件も含む試験です。

対象者、抽出物、観察時間を限定した研究であり、ふだん飲む花のお茶を長く続けた場合の美容効果や病気予防を証明するものではありません。成分を使った試験管内の研究も、人が飲んだときの効果とは区別する必要があります。

この研究を根拠に、女優の若さの理由、老化防止、白内障・緑内障・近視の予防、白髪や抜け毛の予防、動脈硬化や高血圧の予防をうたうことはできません。目や髪、血圧に気になる変化があるとき、お茶を治療や受診の代わりにしないでください。

商品情報:Butterfly Pea Tea タイ花茶 アンチャン バタフライピー 青いハーブティー 25g

妊娠・授乳中や服薬中は、飲用前に個別の確認を

EFSAの2022年の安全性評価では、花に含まれる一部の環状たんぱく質について体内での動きや毒性の情報が限られることなどから、ハーブティーとしての利用に安全上の懸念を示しています。長く使われてきたことや天然由来であることだけで、安全性が十分に確認されたとはいえません。

一方、この資料から「飲めば必ず子宮が収縮する」「流産を起こす」と断定することもできません。先の健康な男性を対象とした短時間の試験も、妊娠中・授乳中の安全性を証明してはいません。

妊娠・授乳中、持病がある方、薬を服用している方は、自己判断で常用したり濃い抽出物を取り入れたりせず、医師や薬剤師へ相談してください。商品名と原材料、使う量が分かる表示を見せると具体的に相談できます。すべての人に共通する「一日何杯まで安全」という杯数は、この資料からは示せません。

色を楽しむ一杯として、表示と根拠を見分ける

バタフライピーを選ぶ手掛かりは、青さの強さや健康効果の宣伝だけではありません。花だけかブレンドか、どのように淹れる商品か、自分の体調や治療との関係で確認が必要か。これらを分けて考えると、見た目の楽しさと健康情報を混同せずに選べます。

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