TCT JOURNAL
カフェメニューの種類一覧|定番ドリンク・フード・スイーツとメニュー設計

カフェメニューの種類一覧|定番ドリンク・フード・スイーツとメニュー設計
カフェ メニューを調べている方が知りたい結論から、基準となる数値、選び方、失敗例、調整方法まで一つの記事で確認できるようにまとめました。Team Cafe Tokyoはカフェ・飲食の商品開発と店舗・イベント運営を行っており、一般論だけでなく実際の提供時に必要な再現性まで含めて解説します。
カフェメニューは5カテゴリーで考える
基本はコーヒー、紅茶・ティー、その他ドリンク、フード、スイーツです。すべてを大量に置くのではなく、店の主役商品を決め、その周辺に相性の良い商品を配置するとメニューの役割が明確になります。
コーヒーメニュー
ドリップコーヒー、アメリカーノ、エスプレッソ、カフェラテ、カプチーノ、カフェモカ、アイスコーヒーなどがあります。名称が似ていても、抽出方法やエスプレッソ・ミルクの比率が異なります。

紅茶・ティーメニュー
ダージリン、アッサム、セイロンなどのストレートティー、ミルクティー、レモンティー、アイスティー、チャイ、フレーバーティー、ハーブティーなどがあります。茶葉を増やす場合は在庫回転も考えます。
その他のドリンク
ココア、抹茶ラテ、ほうじ茶ラテ、ジュース、ソーダ、レモネードなど。コーヒーを飲まない人や子どもにも選択肢を作る役割があります。
定番フード
トースト、サンドイッチ、ホットサンド、パスタ、カレー、サラダなど。厨房設備と提供時間に合わせて品数を決めます。メニュー数が多くても提供が遅ければ顧客体験は下がります。
スイーツ
ケーキ、プリン、パフェ、アイス、焼き菓子、ドーナツなど。ドリンクとのセットを作りやすく、客単価向上にもつながります。季節商品は来店理由を作る一方、仕込みと廃棄リスクも考慮します。
モーニング・ランチ・カフェタイム
時間帯で売れる商品は変わります。朝は短時間提供、昼は食事性、午後はスイーツとドリンクなど、時間帯ごとに主役を変える方法があります。
メニュー数は多いほど良いわけではない
SKUを増やすほど仕入れ、在庫、仕込み、教育、厨房スペースが必要になります。売上だけでなく廃棄率、提供秒数、粗利、注文比率まで見て残す商品を判断します。
売れるメニュー設計|商品単体ではなくオペレーションまで見る
Team Cafe Tokyoでは、商品企画時に原価だけでなく提供時間、必要設備、ピーク時の製造能力まで確認します。たとえば1商品60秒と30秒では、同じ1レーンでも1時間の理論提供数が約60点と約120点で倍になります。イベントだけでなく通常のカフェでも、売れる商品ほど提供能力の設計が重要です。
客単価を作る組み合わせ
主役ドリンク+スイーツ、主役フード+ドリンクのようにセットで考えます。単価を上げるためだけに追加するのではなく、注文しやすさと満足度を高める組み合わせにします。
Team Cafe Tokyoの実務視点
メニュー開発は「おいしい商品を作る」だけでは完成しません。原価、仕込み、保管、厨房、提供速度、人員、廃棄、価格まで一つの設計として考えることで、継続して販売できるメニューになります。
原価率だけで商品を決めない
原価率が低い商品でも、仕込み時間が長い、専用設備が必要、廃棄が多い、ピーク時にレーンを止めるなら利益を圧迫します。逆に原価率が少し高くても、提供が速く客単価やセット率を上げる商品は全体収益に貢献します。商品単体の粗利だけではなく、1時間あたりの提供可能数と人件費まで見ます。
メニュー表の並べ方
主役商品、定番、セット、季節商品を視線の流れに沿って整理します。似た商品を増やしすぎると選択時間が長くなり、レジ滞留にもつながります。店舗では売上構成比と注文率を見ながら、残す・統合する・外すを定期的に判断します。
売上構成比でメニューを見直す
商品ごとの販売数、売上、粗利、提供時間を定期的に集計します。売上が高くても提供負荷が大きすぎる商品、販売数は少なくても高粗利でセット率を上げる商品など役割は異なります。単純な販売数だけで削除せず、店全体の利益とオペレーションへの影響で判断します。
期間限定メニューの役割
季節商品やコラボ商品は来店理由を作りやすい一方、専用食材や包材が増えるため在庫リスクもあります。販売期間、想定販売数、安全在庫、終了後の在庫処理まで先に設計します。イベントでは販売予測と提供能力が合っていないと、売り切れや長時間待ちにつながります。
メニューを5分類する
コーヒー、紅茶・ティー、その他ドリンク、フード、スイーツに分けると全体を設計しやすくなります。そこへモーニング、ランチ、季節商品など時間・期間軸を加えます。
ドリップコーヒー
豆の特徴を出しやすい定番です。一杯抽出は体験価値を作りやすい一方、ピーク時の提供能力を確認します。
エスプレッソ系
エスプレッソ、アメリカーノ、カフェラテ、カプチーノ、カフェモカなど。マシン能力とミルクスチーム作業がピーク能力に影響します。
紅茶・ティー
ストレート、ミルク、アイス、チャイ、フレーバー、ハーブなど。茶葉数を増やすほど在庫と教育負荷も増えます。
ソフトドリンク
ジュース、ソーダ、レモネード、ココア、抹茶・ほうじ茶ラテなど。コーヒーを飲まない客層の選択肢になります。
モーニング
トースト、卵、サンドなど短時間で提供できる構成が中心です。朝は滞在時間と提供速度を考えます。
ランチ
パスタ、カレー、サンド、プレートなど食事性を高めます。厨房設備、加熱能力、仕込み量が売上上限を決めます。
スイーツ
ケーキ、プリン、パフェ、ドーナツ、焼き菓子など。ドリンクセットで客単価を作りやすいカテゴリーです。
メニュー数とオペレーション
SKUが増えると仕入れ、保管、仕込み、教育、洗い物が増えます。売れない商品を残すことで主力商品の提供速度まで落とさないようにします。
原価率だけで決めない
原価率が低くても提供に3分かかる商品と、原価率が少し高くても30秒で出せる商品では、ピーク時の利益構造が変わります。人件費と提供能力まで含めます。
提供秒数から能力を計算する
単純理論値なら1商品60秒で1時間60点、30秒で120点です。実際には注文偏り、補充、受け渡しがあるため実効率を掛けますが、メニュー設計時に提供秒数を見るだけでもボトルネックを発見できます。
セット率を設計する
フード+ドリンク、スイーツ+ドリンクなど自然な組み合わせを作ります。単価だけでなく注文しやすさと満足度を上げることが目的です。
期間限定商品
集客理由になりますが、専用食材や包材の残在庫リスクがあります。販売予測、安全在庫、終了後の処理まで決めます。
売上データで入れ替える
販売数、売上、粗利、提供時間、廃棄を商品別に見ます。人気だけでなく店舗全体の利益とオペレーションへの貢献で残す商品を判断します。
TCTのメニュー開発
Team Cafe Tokyoでは味と見た目だけでなく、原価、仕込み、厨房設備、提供速度、人員、廃棄まで商品設計に含めます。大型イベントでは販売予測から必要レーンまで逆算するため、通常カフェでもピーク処理能力を重視します。
厨房設備から逆算する
焼く、揚げる、茹でる、冷却するなど調理工程には設備が必要です。メニューを先に増やしてから設備を考えると、電源・排気・作業台・冷蔵容量が不足することがあります。店舗では設備能力から同時調理数を確認します。
廃棄率を見る
売価と原価だけでなく、仕込んだうち何%が廃棄になるかを見ます。日持ちしないスイーツや生鮮食材は販売予測が外れた時の損失が大きいため、少量仕込みや追加製造が可能かも設計します。
ピーク1時間から必要能力を逆算する
ピーク1時間60会計、1会計平均1.5点なら約90点を処理する必要があります。加熱、盛付、ドリンクなど工程を分け、主力商品の提供秒数と同時製造数から設備と人員を決めます。
売れ筋・利益・オペ負荷の3軸
販売数が多くても粗利が小さく調理に時間がかかる商品があります。逆に販売数が中程度でも高粗利で提供が速く、セット注文を生む商品もあります。販売数だけでなく粗利額とピーク負荷を同時に見ます。
厨房スペースをSKUが使う
新商品一つでも食材保管、冷蔵・冷凍、包材、仕込み容器、調理器具、完成品置き場が必要です。既存食材と共通化できるか確認すると、在庫と作業を増やしすぎずに済みます。
限定商品の販売予測
想定客数×注文率で販売数を仮置きし、ピーク時の製造能力と在庫上限を確認します。売れそうな数だけ仕入れるのではなく、営業時間内に実際に作って渡せる数を上限として考えます。
客単価を式で見る
客単価は売上÷会計数で確認できます。ドリンク600円だけの注文が多い店で、スイーツ700円とのセット率が上がれば客単価は変わります。ただしセットを押し売りするのではなく、利用シーンに自然な組み合わせを作ることが前提です。
ABC分析だけで削らない
売上上位の商品を把握するABC分析は有効ですが、売上下位でも店の象徴、アレルギー対応、特定時間帯の需要など役割を持つ商品があります。数字で候補を絞った後、商品が持つ役割を確認して改廃を決めます。
仕込みと注文後調理を分ける
ピーク時にすべてをゼロから作ると提供が遅くなります。一方、事前仕込みを増やしすぎると廃棄リスクが上がります。安全に事前準備できる工程と注文後に行う工程を分け、販売予測に合わせて仕込み量を決めます。
メニュー改定の判断周期
新商品を入れた直後の数日だけで判断せず、曜日や時間帯を含めて販売データを見ます。販売数、売上、粗利、廃棄、提供時間を確認し、改善して残すのか、他商品へ統合するのか、終了するのかを決めます。メニュー改定はデザイン変更ではなく、厨房と収益の改善作業として行います。
カフェを運営する側はメニュー数を増やしすぎない
カフェメニューは多ければ良いわけではありません。商品数が増えるほど食材在庫、仕込み、厨房設備、スタッフ教育、提供時間が複雑になります。Team Cafe Tokyoでは商品開発や飲食企画の現場で、売れ筋だけでなく提供速度とオペレーションまで含めてメニューを設計します。
コーヒーに関する基礎情報は全日本コーヒー協会も参考になります。
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