TCT JOURNAL

東京駅のコーヒーショップ4店|改札内外・丸の内と八重洲で選ぶ

ロクメイコーヒー グランスタ丸の内店のカウンターと豆売場の公式紹介写真

東京駅でコーヒーを選ぶなら、味の好みと同じくらい大切なのが「改札のどちら側にいるか」だ。丸の内地下北口を出たところには、豆やギフトも選べるロクメイコーヒー。丸の内南側へ足を延ばせば、KITTEでサザコーヒーの抽出を楽しめる。八重洲側には、2026年11月にテイクアウト中心のBERTH COFFEEが加わった。改札内で一杯飲みたい場合の5 CROSSTIES COFFEEも含め、行き先と飲み方から4店を紹介する。

店舗情報は2026年11月7日に運営会社・施設の公式案内で確認した。公開情報に基づく記事で、TCTによる今回の現地取材や試飲ではない。営業時間は通常時の案内を掲載している。連休の変更や当日の提供内容は各店の公式情報を確認してほしい。

ロクメイコーヒー グランスタ丸の内店。 出典:株式会社路珈珈(2026年公開)

改札を出るか、豆を買うか。東京駅の4店を比較

店と場所 コーヒーの選び方 通常の営業案内
ロクメイコーヒー グランスタ丸の内店
地下1階・丸の内地下北口の改札外
ブレンド・シングルオリジンを選び、豆やギフトも買いたい 平日7:00〜22:00、土日祝7:00〜21:00。飲食のL.O.は閉店15分前
サザコーヒー KITTE丸の内店
丸の内2-7-2・KITTE1階
ハンドドリップやサイフォン、取り扱う豆から相談したい 11:00〜21:00、L.O.20:30
BERTH COFFEE 八重洲
八重洲1-9-1・THE FRONT1階
八重洲側で自社焙煎のコーヒーを持ち帰りたい 8:00〜20:00。施設案内では定休日なし、予約不可
5 CROSSTIES COFFEE
地下1階・丸の内中央改札付近
乗車前など、改札内で飲める店を探したい 月〜土7:00〜22:00、日祝7:00〜21:00。翌日が休日なら22:00まで

「東京駅の店」というだけでは、列車までの時間に利用できるかは決まらない。ロクメイは駅構内でも改札外、サザとBERTHは駅の外の建物にある。5 CROSSTIESは改札内外の両側から入れるが、店を通って改札の内外を移動することはできない。先に乗車するホームと現在いる側を確かめ、時間に余裕がある日には豆選びや抽出にも目を向けたい。

ロクメイコーヒー|朝7時から、飲む一杯と持ち帰る豆を選ぶ

ロクメイコーヒー グランスタ丸の内店のカウンターと木製の商品台を写した内観(2026年10月公開)
出典:株式会社路珈珈(2026年公開写真)

グランスタ丸の内店は、丸の内地下北口改札から徒歩2分という公式案内。奈良のロースタリーで焙煎した豆を使い、ブレンドとシングルオリジン、カフェラテなどをそろえている。東京駅の店内で焙煎しているという意味ではなく、奈良で作るコーヒーを東京で選べる拠点だ。

公式の現行メニューでは、本日のコーヒーが税込580円、ブレンドとシングルオリジンは各650円から。東京ブレンドは700円、デカフェは650円、カフェラテは680円となっている。気軽にその日の一杯を飲むか、銘柄から選ぶかで注文を分けられる。フルーティーさや苦味の好みを伝えて、候補の豆を尋ねるのもよい。

東京ブレンドは同店の限定ブレンドとして紹介されているが、豆は公式オンラインショップにも案内がある。「東京駅でしか買えない土産」と一括りにするより、実際に飲んで気になった味を家でも楽しむ選択肢として考えたい。店舗では豆やドリップバッグ、カフェオレベースなどのギフトも扱い、組み合わせの相談も受け付けている。

席は公式発表で10席にスタンディングテーブルを加えた構成。大人数で長く座る予定より、一杯飲む時間や豆を選ぶ時間を組み込みやすい規模だ。物販は閉店まで利用できる一方、ドリンクのラストオーダーは15分前。夜に立ち寄る場合は「買う」か「飲む」かで使える時間が変わる。

店舗情報:東京都千代田区丸の内1-9-1 グランスタ丸の内地下1階・改札外。03-6257-5225。公式店舗案内・税込メニュー/施設の場所・営業時間案内

サザコーヒー|KITTEで、豆と抽出方法から一杯を相談する

KITTE館内から見たサザコーヒーKITTE丸の内店の入口と店名看板(2023年11月公開資料)
出典:株式会社サザコーヒー(2023年公開写真)

丸の内南側のKITTE1階にあるサザコーヒーは、茨城県ひたちなか市に本店を持つコーヒー専門店。施設の公式紹介は、ハンドドリップとサイフォンによる提供、直接取引で仕入れる各地のコーヒーを挙げている。駅での短い休憩に加え、豆や抽出に関心を持って訪ねたい一軒だ。

選ぶときには、産地名だけで決めず、まずその日に飲める豆と抽出方法を確認するとよい。同じ店でも、すべての豆をすべての器具で注文できるとは限らない。普段は深煎りが好き、ミルクを入れずに飲みたい、といった条件を添えると、自分の一杯を相談しやすくなる。

公式の取扱品にはゲイシャコーヒーや徳川将軍珈琲、コーヒー豆、カップオン、器具などが載る。特定銘柄の在庫や当日の価格までは一律ではないため、目当ての豆がある場合は現行メニューを確かめたい。店で飲むコーヒーと、旅先や自宅で淹れる商品を分けて選べるのも、豆販売のある店に立ち寄る楽しみになる。

営業開始は11時なので、朝の列車に乗る前には向かない。丸の内側での用事を終えてから、あるいは昼の買い物に合わせて利用する予定が立てやすい。KITTEの1階という位置を覚え、地下のグランスタ店舗と取り違えないようにしよう。

店舗情報:東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー・KITTE1階。11:00〜21:00、L.O.20:30。03-6268-0720。KITTE公式の取扱品・店舗案内/サザコーヒー公式の店舗案内

BERTH COFFEE 八重洲|THE FRONTで、持ち歩くコーヒーを

八重洲側でコーヒーを持ち帰るなら、2026年11月1日に開業したBERTH COFFEE 八重洲が候補になる。場所はTOFROM YAESUのTHE FRONT1階。近接する建物の名称と混同せず、「THE FRONT」を目印にしたい。約6坪の店舗は、テイクアウトを中心とした作りになっている。

BERTH COFFEE 八重洲のタップとカウンターを写した公式店内写真

出典:株式会社Backpackers’ Japan(2026年公開)

コーヒーは押上の自社ロースタリーで焙煎。公式発表は当年度産のニュークロップを使い、専用のタップによる提供を取り入れると説明している。抽出したコーヒーを受け取って出発したい人にとって、この提供方法は店選びの手掛かりになる。ただしタップがあることと、注文待ちがないことは別なので、列車の時刻ぎりぎりの利用は避けたい。

店頭で豆も購入できるため、飲んだ一杯の豆が販売されているかを尋ねてから持ち帰る楽しみもある。銘柄名と家の抽出器具を伝えれば、旅の帰宅後に飲む一袋を選ぶ際の手掛かりになる。焼き菓子は自社工場で作るバナナブレッドやクッキーを案内しており、コーヒーと一緒に持ち歩く軽食の候補だ。

施設の現行案内では8時から20時まで、定休日なし、予約不可。カード・電子マネー・QRコード決済にも対応すると記載がある。対応ブランドや個々の価格・容量は店頭の案内で確認しよう。開店発表に載っていない値段を、ほかのBERTH店舗のメニューから当てはめることはしていない。

店舗情報:東京都中央区八重洲1-9-1 TOFROM YAESU THE FRONT1階。施設公式の営業時間・利用条件/運営会社の開店発表・豆と提供方法

5 CROSSTIES COFFEE|改札内で飲みたい日の選択肢

5 CROSSTIES COFFEE グランスタ東京店の黄色い看板とカウンター席を写した店頭写真(2026年9月公開)
出典:株式会社JR東日本クロスステーション(2026年公開・掲示は撮影当時のもの)

5 CROSSTIES COFFEEは、東京駅地下1階の丸の内中央改札付近にあるコーヒーショップ。公式のグランスタ案内では、改札内と改札外の双方から利用できる。乗車前に一杯飲む人と、駅の外で待ち合わせをする人のどちらにも候補になるが、入口と席の側を間違えないことが大切だ。

席は改札内42席、改札外20席という区分で、店舗を通り抜けて両側を行き来することはできない。改札内の人と改札外の人が、店内で自由に合流できるという意味ではない。待ち合わせに使うなら、店名だけでなく「改札内側」「改札外側」まで共有しておこう。

7時から営業するため、朝の移動に合わせやすい。公式にはコーヒーとフードの案内があり、一杯だけ飲むか、食事も取るかをその場で組み立てられる。ここでは古い特集記事に載るドリンク価格を現行価格として転記していない。銘柄をじっくり相談する目的ならロクメイやサザ、まず改札内で飲める場所を確保したいなら同店、という使い分けがしやすい。

店舗情報:東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅地下1階。月〜土7:00〜22:00、日祝7:00〜21:00、翌日が休日の場合は22:00まで。03-5220-5050。グランスタ公式の入口・席・営業時間

東京駅では「駅から何分」より、今いる場所から考える

朝7時台ならロクメイか5 CROSSTIES、八重洲側の8時以降ならBERTH、KITTEで豆や抽出を楽しむなら11時以降のサザ。目的を一つ決めると、広い東京駅の中で行き先を絞りやすい。丸の内地下北口からの徒歩時間は、新幹線ホームからの所要時間ではない。階を移動する時間や改札の位置も含めて予定を組もう。

豆を土産にするときは、受け取る人がミルを持っているか、ドリップバッグの方が使いやすいかまで考えると選びやすい。その場で飲む一杯と、帰宅後に楽しむ一杯。どちらを優先するかで、東京駅のコーヒーショップは違う顔を見せてくれる。

あわせて読みたい
銀座のコーヒーショップを、場所と飲み方で選ぶ
コーヒー豆を店で買うときの注文・挽き方の伝え方

↑TOP ↑TOP