銀座でコーヒーを飲むなら、朝8時からのX coffee、産地の個性に目を向けるGLITCH、炭火焙煎のブレンドを楽しむ凛など、飲みたい一杯から店を選んでみたい。買い物の合間の休憩だけでなく、豆や焙煎の考え方を知ることも、銀座のコーヒーショップを訪ねる楽しみになる。
今回は銀座一丁目・東銀座側から並木通り、銀座8丁目までの5店を紹介する。営業案内は2026年11月7日に公式情報で確認した。公開情報をもとにしたガイドで、TCTによる今回の現地取材や試飲の評価ではない。営業時間は曜日やフロアで違う店があり、移転前の住所が残る紹介記事にも注意したい。
X coffee GINZA。 出典:株式会社After THREE(2024年公開)
銀座のコーヒーは、時間帯と飲みたい味から選ぶ
| 店・所在地 | 選ぶ手がかり | 通常の営業案内 |
|---|---|---|
| X coffee GINZA 銀座2-11-1 |
朝8時から。複数の豆から好みを探す | 毎日8:00〜19:00 |
| GLITCH GINZA 銀座4-14-8 |
浅煎りのシングルオリジンに関心がある日に | 店舗個別ページは毎日9:00〜18:00。公式トップは8:00開店と異なるため、朝は要確認 |
| GINZA BONGEN 銀座本店 銀座2-16-3 |
自社で選定・焙煎するコーヒーと和の空間 | 10:00〜17:00、年中無休 |
| 炭火焙煎珈琲.凛 並木通り本店 銀座3-3-14・10階 |
炭火焙煎のブレンド。夕食後の候補にも | 月〜木10:00〜22:30、金土10:00〜23:00、日祝10:00〜22:00 |
| カフェーパウリスタ銀座本店 銀座8-9・1階/2階 |
歴史ある店でコーヒーを。階・曜日による時間差に注意 | 1階は月〜土9:00から、日祝11:30から。2階は12:00から。閉店・L.O.は本文参照 |
日曜の朝9時に立ち寄るなら、今回の5店ではX coffeeとGLITCHが候補になる。パウリスタは平日や土曜には9時から利用できるが、日曜・祝日の1階は11時30分からだ。一方、夜の一杯を考えるなら凛の営業時間を確認したい。営業時間の長さだけで、空席や長時間滞在の可否まで判断することはできない。
X coffee GINZA|朝の時間にも、豆を選ぶ楽しみを

X coffee GINZAは銀座2丁目、柳通りにあるコーヒーショップ。現行の公式案内では毎日8時から19時まで営業し、10種類ほどのコーヒーを用意している。朝の予定の前に、いつもの一杯とは違う豆を選びたい日に候補となる。銀座駅だけでなく、銀座一丁目駅や東銀座駅からのアクセスも公式に案内されている。
運営会社After THREEは、2024年の開業紹介で、ハンドドリップに加えて豆を選べるアイスラテも紹介していた。ブラックかミルク入りかで迷う人には、どの飲み方で豆の違いを楽しみたいかを考える手がかりになる。ただし当時の価格や銘柄を現在のメニューとは扱わず、その日に選べる豆と注文方法を店頭で確かめたい。
選択肢が多くて迷うときは、産地名を覚えるところから始めなくてもよい。「香りを楽しむブラックを飲みたい」「ミルクと合わせたい」など、飲み方を先に伝え、その中から気になる豆の説明を聞く方法がある。公式のブランド紹介は、単に価格の安さで選ぶのではなく、一杯に関わる作り手や技術の価値を伝えることを掲げている。銘柄ごとの価格差にも目を向けて選びたい店だ。

出典:株式会社After THREE(2024年公開)
店舗情報:東京都中央区銀座2-11-1。毎日8:00〜19:00。公式ブランド・店舗案内。営業時間は2024年の開業時案内ではなく、現行の公式ページを参照した。
GLITCH GINZA|シングルオリジンの香りに目を向ける

GLITCH GINZAは、東銀座側の銀座4丁目にある店舗。神保町から始まったGLITCHは、産地の個性を伝える浅煎りのシングルオリジンを軸にしている。深い焙煎の苦味を求める日よりも、豆の説明にある果実や花を思わせる香りを手がかりに、新しい好みを探したい日に候補になる。
浅煎りという言葉だけでは、その日の一杯は決まらない。産地や品種、精製方法の違いもあるため、メニューの説明を見て「いつもより軽やかなもの」「香りの印象が違うもの」といった方向を絞ると選びやすい。風味の表現は味を伝える手がかりであり、すべての人が同じ香りを感じるという保証ではない。
営業時間には公式ページ間で差がある。銀座店の個別ページは毎日9時から18時、ブランドのトップページは8時から18時と記載している。ここでは個別ページの時間を目安にし、9時より前の来店は最新の店舗案内で確認したい。GLITCHには神保町など別店舗もあるので、目的地は「GINZA」のページで確かめよう。
店舗情報:東京都中央区銀座4-14-8 VORT銀座イーストⅢ。営業時間の差は上記参照。銀座店の公式案内/ブランドの考え方・店舗一覧
GINZA BONGEN 銀座本店|和の空間で、自社焙煎の一杯を選ぶ
BONGENの銀座本店は銀座2-16-3。コーヒー豆を自社で選び、焙煎・管理するブランドで、公式では和の美意識を取り入れたコーヒーショップとして紹介されている。豆だけでなく、一杯を飲む空間も含めて店を選びたい日に候補となる。
訪ねる前に押さえたいのは、銀座エリアに同じブランドの複数の拠点があること。今回の銀座本店とは別に、銀座6-7-7の「GINZA HONMARU」と、銀座3-11-2の「BONGEN BEANS STORE GINZA」が掲載されている。「BONGEN」「銀座」という名前だけで地図を選ぶと、目的と違う店舗へ向かう可能性がある。
店で一杯飲むならまず銀座本店の案内を、豆の購入が主目的なら豆の店舗の案内も見比べたい。オンラインで見つけた商品が、どの拠点でも同じ量や形態で買えるとは限らない。豆を買う際は、家の器具、豆のままか粉か、必要な量を決めておくと相談しやすい。
店舗情報:東京都中央区銀座2-16-3。10:00〜17:00、年中無休。公式の徒歩案内は東銀座駅3番出口・新富町駅1番出口から各4分、銀座一丁目駅11番出口から6分。公式店舗一覧
炭火焙煎珈琲.凛 並木通り本店|移転後の住所を確認して、ブレンドを楽しむ
凛は、炭火による自家焙煎とブレンドコーヒーに目を向けたい店。公式では、豆の個性を強く打ち出すことより飲みやすさを考え、蒸らしやドリップにも時間をかけて仕上げると説明している。産地違いのシングルオリジンを選ぶGLITCHとは、別の方向からコーヒーを楽しむ候補だ。
来店時に特に注意したいのが住所。旧・銀座四丁目本店は移転し、公式は2026年8月5日のリニューアルオープンを告知した。現行の店舗案内は銀座3-3-14、ビルの10階を示している。以前の「銀座4-4-5」という住所や古い写真を頼りにせず、並木通り本店の現在の案内を確認しよう。
店内は全席禁煙で、公式には55席とある。自家製ケーキも紹介されており、コーヒーと一緒に選びたい人にも候補になる。金・土曜は23時、日曜・祝日は22時までと閉店時刻が異なるため、夕食後に訪ねる際も曜日を確認したい。ここで示すのは営業時間で、ラストオーダーや当日の席の空きを保証するものではない。
店舗情報:東京都中央区銀座3-3-14 銀座グランディアビル10階。最寄りは銀座駅B4出口。月〜木10:00〜22:30、金土10:00〜23:00、日祝10:00〜22:00。公式店舗・メニュー案内/移転先の開店告知
カフェーパウリスタ銀座本店|銀座8丁目で、コーヒーの歴史と今を
カフェーパウリスタは、1911年に銀座店を開いた歴史を持つ店。公式の沿革では、震災による閉店を経て1970年に現在の銀座店を再興したと説明している。同じ建物で途切れず営業してきたという意味ではないが、銀座とコーヒーの長い関わりに触れたい日に訪問先となる。
ブランドは産地とのつながりを大切にし、「森のコーヒー」や月替わりのコーヒーなどを案内している。定番を選ぶか、その時期の銘柄を試すかで楽しみ方を変えられる。公式の本店案内から今月のコーヒーたよりへ進めるので、気になる銘柄がある人は訪問前に目を通しておくと、店頭での選択が具体的になる。
場所は銀座8丁目、新橋側。公式では銀座駅と新橋駅からそれぞれ徒歩7分と案内している。1階と2階は開店・閉店時刻が違い、特に日曜・祝日は1階も朝9時には開かない。朝に行く、食事も取る、夕方にコーヒーだけ飲むという予定を、下の表と照らし合わせたい。
| フロア・曜日 | 営業時間 | フード/ドリンクL.O. |
|---|---|---|
| 1階・月〜金 | 9:00〜20:00 | 19:00/19:30 |
| 1階・土 | 9:00〜19:30 | 18:30/19:00 |
| 1階・日祝 | 11:30〜19:00 | 18:00/18:30 |
| 2階・月〜土 | 12:00〜18:30 | 17:30/18:00 |
| 2階・日祝 | 12:00〜19:00 | 18:00/18:30 |
店舗情報:東京都中央区銀座8-9 長崎センタービル1階・2階。年中無休、年末年始を除く。公式の銀座本店案内/ブランドと沿革
銀座で一杯選ぶなら、今日は何を変えてみたいか
いつもと違う豆を探すならX coffeeやGLITCH、炭火焙煎のブレンドを選ぶなら凛。BONGENでは店舗ごとの目的を確かめ、パウリスタではその月のコーヒーにも目を向けたい。どの店が一番かを決めるより、今日飲みたいものと訪ねられる時間が合う店を選ぶほうが、一杯への期待を具体的にできる。
銀座一丁目・東銀座側の店と、新橋側のパウリスタでは、前後の買い物や用事に合わせる駅も変わる。複数の店を巡る場合も、急いで数を増やすより、気になった豆の名前や好みを一つ残して次の一杯につなげてみよう。臨時休業や提供銘柄の変更は、出発前に各店の最新案内を確認したい。