カフェ独立・開業必見!資金調達や各種手続きと開業の為の8つのポイント!

コーヒーショップ開業

みんな出来るカフェ開業の道のりと各種手続き

 

好きなカフェにいる時間て、とっても心地よくて贅沢な時間ですよね。

 

カフェ好きの皆さんの中にも1度は自分のCAFEを持ってみたいと思ったことなどあるのではないでしょうか。

 

器もこだわって、ソファーを置いて、内装はおしゃれな感じに。料理は可愛く盛り付けて。。夢は膨らむばかりですよね。この考えている時間もとっても幸せです。

 

カフェやってみたいけどカフェを開くなんて私には無理って思って躊躇していませんか?そんなあなたの為に、きっとできる夢のカフェ経営を実現するための方法を、わかりやすく解説致します。

 

カフェ開業には特別難しい資格など必要とず、比較的簡単にOPENすることができます。

 

1.理想のカフェを書いてみる(コンセプトを決める)6ヶ月から1年前

 

自分の理想のカフェ像を書き出してみましょう。

 

私もカフェは大好きで、1人で行きたいカフェ、雰囲気の好きなカフェ、食事をする時に利用したいカフェ、友達とお話しする時に使いたいカフェ、好きな人とデートにつかいたいカフェ、スウィーツを食べる時におすすめのカフェ。などなど、利用シーンによっても利用するカフェは違います。

 

多様化が進むカフェの中で自分の理想とするカフェはどんなシーンで利用してもらいたいかを明確にする事で、看板商品の内容や内外装なども変わってきます。

 

理想のカフェスタイルをどんどん書き出して明確にしていきます。

s_dessert-398966_640

例えば、

こだわりのコーヒーを出すお店→アレンジコーヒーの種類を60種類用意したり、自家焙煎で高品質の豆を使用したスペシャリティコーヒースタンド。など。

 

こだわりのスウィーツを販売したい→フルーツを贅沢に使用したワッフルを提供したい。

 

ジェラートを12種類用意して、自家製で焼き上げたパイにフルーツと挟んで提供したい。など。

 

具体的にしていく事で必要となる設備や備品が明確になっていきます。

 

2.理想のカフェに必要なものを書いてみる(事業・資金計画)6ヶ月から1年前

 

あなたの、理想のカフェを具体的に書き出してきました。明確に見えてきましたか?

ここから、さらに具体的にしていきましょう。

 

食器や家具、使用したいキッチン設備なども具体的に書き出していきましょう。

 

必要な食器の数・什器・厨房機器など明確にしていきます。

 

居抜き店舗の場合は、自分の企画で打ち立てた商品在庫などを保管するスペースがあるのか、なければ既存設備の配置変更、新設備設置出来るかどうかも注意が必要です。

 

ここで、明確にしておくと、後の内装業者さんとの打ち合わせもスムーズに進みます。

espresso-machine-690498_640

提供したいメニューやサービスと雰囲気も統一感を持たせると、お客さんにコンセプトが伝わりやすくなりますのでオススメです。

 

3.理想のカフェを喜んでもらえそうな人・場所を考える(出店立地・ターゲット設定)6ヶ月から1年前

 

自分がやりたい事や売りたいものが、本当にニーズがあるのかしっかり調査します。

 

先に出店したいエリアがあれば、そこに住んでいる人など調査し、ニーズを探ってから商品構成やお店の雰囲気を決めるのもオススメです。

 

コンセプトが受け入れられる立地であるか十分に調査しましょう。例えばお年寄りの原宿巣鴨に「カラフルポップわたあめカフェ」より「緑茶エスプレッソの和パフェが人気!縁側カフェ」の方がニーズはありそうですよね。

 

自分がどんなにいいと思っていても、欲しいと思う人がいなくては全く売れません!多少なりとも、土地に合わし人に合わす。実際に営業してみてもその街に合わせて少しづつ変わっていくものなのです。

 

ただ、個性がなくならぬよう気をつけてください!あなたの理想のカフェです。あなた独自の商品やサービスに自信を持って提案方法を少し変えるだけです。下記の記事で小規模店舗におすすめの立地の選び方を紹介しています。

 

合わせて読みたい【カフェ開業】小さなカフェ!小規模店舗開業の立地の選び方!

 

4.カフェ開店のための詳細金額を出す(業者の選定・見積依頼)3ヶ月から6ヶ月前

s_office-620822_640

さて、ここからは、書き出したもの金額を具体的に見積もっていきます。

 

備品の見積

 

先ほど出した食器や家具、使用したいキッチン設備など業者さんに見積もりを取ります。

 

ある程度の個数を揃えようと思うと、割引してもらえたりするので、価格交渉はしっかり行いましょう。

 

食器関係は多めに揃えがちなので、余分に調達しすぎないように注意しましょう。

 

二大費用は物件取得金と内外装費

 

物件の契約の際の総額!

 

理想の物件があったらいよいよ契約です。保証金や仲介手数料、店舗総合保険、事務手数料など様々な金額が発生します。

 

内装デザインや施工業者が決まれば工事に入る事になり、その間も家賃は発生する訳ですが売上もなく出費のみかさむため、「フリーレント(賃料が発生せず賃貸できる期間)」を1-2ヶ月つけてもらえないか交渉を必ず行いましょう。

 

内外装工事見積!

 

内外装工事はやはりある程度出店費用のパーセンテージを占めます。使用したい材質のものや雰囲気など相談しましょう。

 

内装施工会社さんは壁や塗装、カウンターなど、それぞれのプロフェッショナルが集まるのでその分、最終費用は高くなりがちです。

 

地元の工務店さんなどは一括して請け負う場合も多く比較すると安くなる場合も。価格だけで決めず、打ち合わせの対応や、施工事例やサポート面なども考慮して決定しましょう。

 

居抜き物件の一部改装や、自分たちで取り付け可能な棚や客席の塗装などは個々で対応するなどすると少しは安くできます。

 

少なくない金額ですので、納得いくよう複数社見積りを出してもらい焦らず決めましょう。

 

また、テーブル・イス・ソファーなどはリサイクルショップを回って味のあるものを揃えてみてもGOOD!

 

使い込まれたものもいい雰囲気を出してくれます。

s_bike-1031345_640

諸経費

 

その他、OPENに向けて、打ち合わせや内見などに向かう交通費、メニュー・フライヤー・ショップカード作成など様々な費用がかかります。

 

次は実現するために必要な資金を調達します。資金が用意できなければ理想のカフェを形にする事は出来ません。

 

5.必要な金額を調達する(資金調達)2ヶ月から3ヶ月前

s_typewriter-801921_640

必要なものが出揃い金額が出揃ったら、次はいよいよ資金調達です。全額自己資金でまかなえなくとも、

上手に融資制度を利用し、資金調達できます。ほとんどの経営者の方は融資を受けています。

 

勿論、親から借りれたりするのであればそちらで構いません。身内であっても返済方法などしっかり提示し、契約書をしっかり作成することをオススメします。

 

※融資申請してから審査、融資実行まで1から2ヶ月ほどかかる場合もありますので余裕をもった資金対策が必要です。

 

融資について詳しくはこちらをご覧ください。

 

融資対策→カフェ独立開業者向け!飲食店開業融資対策!各資金調達方法や特徴!

 

融資用事業計画書の作成

 

資金計画で立てた予測を元に資料を作成します。新規開業では、実績がないので、今までの経歴や事業計画書を元に判断されます。しっかりとした資料を用意しましょう。

 

事業計画書へは、1日の想定客数、想定客単価、必要経費がいくらで想定売上いくら、粗利はいくら等。実現可能な数字を書いていきます。

 

前項の、理想のカフェを喜んでもらえそうな人・場所を考える(出店立地・ターゲット設定)

 

で設定した、出店地域のターゲットの有無や立地の強みなども書き、なぜその金額を達成する見込みがあるのかも書いていくとGOOD!

 

自己資金でまかなえない部分は借り入れになるわけですが、返済方法もしっかり記入しましょう。

もちろんここの資料内で黒字になっていないものに融資はおりません!

 

きちっと、利益が出ている計画書を作成しましょう。

 

大切なのは、想定売上が上がらなかった時の対策もしっかりしておく事です。

(経費の圧縮やメニュー改善、広告プロモーション強化など。)

 

国の融資制度

 

民間の銀行よりも寄り添った相談に乗ってもらいやすいです。

 

一般的なのは日本政策金融公庫の貸付制度で、女性や若者に優遇された制度や

、新創業、再挑戦など様々な融資プランが用意されています。

 

https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/index.html

 

商工会議所のマル経融資制度は

 

利率1.16(平成28年11月16日現在) 2016年12月現在

とオススメです。

詳細は→http://www.tokyo-cci.or.jp/marukei/

また、出店の際にはある一定要件を満たせば、助成金も受けとる事ができるので、近くの商工会議所に相談されてみてはいかがでしょうか。

 

クラウドファウンディング

 

また最近では、クラウドファウンディングという資金調達手法も注目されています。インターネットの普及がめまぐるしい中、WEB上で企画を公開し、資金を募るというものです。クリエイターや起業家が資金調達をする手法として、世界中で人気です。

 

クラウドファウンディングの市場規模は年々増加しており、今後ますます注目される資金調達方法の一つです。

 

クラウドファウンディングを利用するにも、人に自分のやりたい事をしっかり伝える事になるので、事業計画書は作成しておくべきです。

 

6.パートナーを見つけましょう!(依頼・各種手配)約1-2ヶ月前

 

無事融資が通り、資金調達できたら、理想のカフェを現実にしていきます。

 

内装業社さんなどに正式依頼したら、同時にメニューやショップカード・オープニングのフライヤーや備品調達、食材業者さんの選定なども行いましょう。

 

食材業者さんもずっと付き合っていくパートナーのような存在です。営業担当の方はよく話を聞いてくれるか、提案もしてもらえるかなど、配送条件なども異なるのでしっかり検討しましょう。

 

まだまだやることは盛りだくさんです。でもこの時期も理想が現実になっていく感じがたまらなく嬉しかったりするんですよね♪

 

7.各種届出先と提出物(約2週間前)

 

保健所:営業許可申請書

 

営業を行うための申請資料を作成します。

http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/kyoka/youshikiindex.html

 

食品衛生責任者証明書

 

(食品衛生責任者養成講習会が定期的に開催されていますので講習を受けると取得できます。)

○ 衛生法規  2時間
○ 公衆衛生学 1時間
○ 食品衛生学 3時間(テスト含む)

 

営業設備の大要、配置図(各2通)

 

手書きの内装業者さんに作ってもらった図面など必要になりますのできちんととっておきましょう。

 

許可申請手数料

 

営業許可書など発行の際に申請手数料がかかりますので用意しておきます。例:飲食店営業 18,300円

 

水質検査成績表(貯水槽や井戸水を使用する場合)

 

あまり一般的ではありませんが建物が高い場合水が上まで上がりずらく一旦貯水槽に蓄える仕組みをとっている場合があります。そのような貯水槽や井戸水を使用する場合に提出が必要となります。

 

税務署に提出が必要なもの

 

営業届などとは別に経営者となるわけですから、給料の支払いや、お客様からお預かりする消費税などお金に関する申告も多数出てきます。

その際どこの事業所のものか分からないと困りますよね。その為にこの事業所(お店で)スタートしますと伝えなければ(登録)しなければなりません。

 

個人事業の開廃業届出書

 

税務署窓口に記入用紙が設置しておりますので事業概要や住所等記載して提出すれば大丈夫です。国税庁のHPからダウンロードも可能

https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/annai/04.htm

 

青色申告承認申請書(希望する場合・事業初年度の1回のみ提出)

 

青色申告希望を事前申告しておくと、所得から最高65万円の控除・赤字が繰り越せる(3年間)・家族への給与が経費にできるなど、お得な税制です。帳簿をきちんと管理する事は、経営において現状を正確に見通せるようになりますのでやっておいた方が得です。家族を従事者にする場合も青色事業専従者給与に関する届出書の提出を行うことになります。

いろいろ難しく感じますが、税務署に足を運び相談を受けながら記入すると驚くほど簡単にあっという間にできてしまします。

 

会計ソフトの利用

 

CMでもおなじみのMFクラウドが一度取引を登録すると次回の入力をしなくていいなど簿記の知識が多少なりあれば簡単に扱えます。

 

税金について解説→簡単解説!飲食店営業でかかる税金の種類!法人・個人で違う税金!節税対策について。

 

給与支払事務所等の開設届出書(従業員を雇う場合)

 

こちらも税務署に設置してあり簡単に記入できますので開業届けを出す際に一緒に申請手続きを行いましょう。

 

その他届け出が必要なもの

 

業態によっては個別に申請しなければならないものもありますので開業したい業態を把握しもれなく届け出を出すようにしましょう。

消防署:防火対象物使用届出書

 

通常であれば施工業者が届け出を提出しますが、自分で内装関係を行った場合など届け出が必要となります。

 

警察署:深夜酒類提供飲食店営業開始届出書

 

午前0時を超えて営業する場合は所轄の警察署に深夜営業許可証の申請を行わなければなりません。

 

菓子製造業の営業許可:店内で製造したパンや菓子類のテイクアウト販売をする場合

 

通常の飲食店の場合、飲食店営業許可で済みますが食パンや、あんパン・ジャムパンなどの菓子パンを作って販売するのであれば菓子製造業許可の両方取得しなければなりません。

 

3.店舗完成!理想のカフェの試運転(開業準備・オペレーション)一週間前

bar-768564_640

実際に調理してみたり、雑貨や、観葉植物をかざったり、忙しくも充実した日々が続きます。

 

お客さんの入店から退店までの流れを実際に通してみたり、スタッフ教育をしたり、食材や備品の納品があったり慌ただしい時期です。

 

内部のつくり込みと同じくらい大事なのは、やはり宣伝です。オープン予告の看板を設置したり、チラシをまいたり。宣伝も強化しましょう。

 

各種届け出を行えばいよいよ、開店の日を迎えます。

 

CAFE開業

 

開業おめでとうございます。

 

やはり自分のカフェを開業するとなると嬉しさもひとしおですよね♪

 

まとめ

 

この記事を読んだカフェラバーの皆様が理想のカフェに勇気を持って一歩でも踏み出せたら幸いです。

 

最後に、どんなに自分の自信のある商品でもニーズを考えて提案できないと、万が一、その商品が売れなかったり、お客さんが来てくれなかった時の対策を立てれず、廃業してしまいます!

 

理想のコンセプト・商品を売る事はやりがいもあるし、一生懸命になれると思います。

 

ただ、カフェを開業するという事は、経営するという事です。いい時もあれば悪い時も必ずあります。

 

どんな時でも、お客さんの喜ぶ事を考えながら商品や雰囲気を作っていく考えも持ち、理想のカフェ運営を行っていただければ幸いです。

 

あ!せっかく作ったものも広めなきゃ来てくれません。TEAM CAFE TOKYO WEB は無料で利用できるので、どんどん使って宣伝もしっかりやっていきましょう!こちらの記事も参考にどうぞ。

 

宣伝対策→バズる商品・集客する商品の考え方・効果的な宣伝方法!

 

TEAM CAFE TOKYO でも個人の方にオススメの料金で出店のサポートを行っておりますので、お気軽にご相談ください。店舗規模により予算のご相談も可能!価格に自信あり!個人の方に寄り添ったサービスをご提供いたします。

 

TEAM CAFE TOKYOの独立開業支援サービスを見る

 

次のページ→1人でもカフェ経営できるの?現役カフェオーナーが教えるカフェ独立開業の秘訣!

この投稿は役に立ちましたか?YESNO0人中0人がこの投稿は役に立ったと言っています。